細身な服=きれいめ。そんな方程式が常識だった世を生きた大人にとって、「ユルいきれいめ」な服は歓天喜地、まさにカラダも心も喜ぶ思いだろう。
定番を新鮮に。言うのは簡単だけどさ……と思いがちだけど、実は実践するのはかなり手軽。必要なのはゆったりめのBDシャツ、選択肢は2つ。羽織りか、タックインか。
[左]ラフさが欲しければアウター感覚でガバっと羽織る
「ブルックスブラザーズ フォー アダム エ ロペ」
BDシャツの永世定番たる名門への別注は、最もゆったりとしたシルエット「マディソンフィット」の一着。
米国産のスーピマコットンの生地で、ノースカロライナの工場で生産されるという高品質。肩の落ち感やゆとりあるアームホールがアウターライクに楽しめるポイント。
[右]腰回りにフワッと抜け感漂う大きめシャツのタックインを
「ポロ ラルフ ローレン」胸に入ったポロプレイヤーのワンポイントが目印となる、不朽の名作シャツ。いつもと違うのは、ワンサイズ大きめを選んでいること。
肩を落として、袖をラフにまくって、Tシャツもちょっと覗かせて。締めは裾のタックイン。これで、ユルいのにだらしなく見えないスタイルとなる。
三瓶康友=写真(人物) 鈴木泰之=写真(静物) 来田拓也=スタイリング MASAYUKI(The VOICE)=ヘアメイク 今野 壘=文