4軒目 デニムをカスタムしに「フェニーチェクローゼット」へ
橋本さんが洋服のお直しに絶大な信頼を置いているのが、原宿にある「フェニーチェクローゼット」。その守備範囲はデニムにも及び、顧客の要望を的確に掴んでくれる。頼りにするのは、店長の関 杏輔(きょうすけ)さんだ。
「いろいろとイメージの話を重ねたうえで、言葉では表現できない絶妙なニュアンスもちゃんとカタチにしてくれますよ。仕上がりはいつも想像以上。仕事ではもちろん、プライベートでもお世話になってます」。
そんなプライベート仕様でカスタムしてもらったデニムがこちら。
「夏場、ビーチサンダルとの相性がいいデニムを探していたんですがなかなか見つからなかったんで、いくつかある自分のストックからリーバイス501の66後期のリジッドを、ワンウォッシュしてカスタムしました。アウトシームは耳があるので、インシーム(内股部分)だけを削って、501感を残しつつも独特のシルエットにカスタム。レングスはくるぶし丈で。これも大満足の仕上がりです」。
デニムをカスタムして自分らしい一本に仕上げるのも一興。そんな楽しみを提供してくれる名店も、原宿にはあるのだ。
谷本春幸=取材・文