究極の自己満足を叶える、最愛のギアたち
「削れるところを削れば、余裕ができた分、お気に入りのギアを積めます。ソロキャンプって究極の自己満足だと思うんですよ。だから誰かが見ていると意識して体裁を整えるのではなくて、すべてが自分の楽しみのため。自分が心地よい空間を作ることが大事なんです」。
だからギア選びもマイルールでいい。そう話すノリさんが格別にこだわるのは、ランタンと火起こしギアだ。
「ギアの中ではランタンがいちばん好きです。特に気に入っているのは、オイルが燃料のハリケーンランタン。LEDランタンなどと比べると光量は落ちますが、独特のオレンジ色の灯火が、ソロキャンプには明るすぎずにちょうどいいんですよね」。
「キャンプで焚き火は絶対必要。メタルマッチ(火打ち石)や火吹き棒、薪を割るための斧など、火起こしギアは毎回持っていきます。焚き火の炎って不思議と心を落ち着かせてくれるんですよね。それを眺めながらお酒を飲み、旅の思い出に浸る。キャンプでの最高の時間だと思い
ます」。A4サイズに折りたためる焚き火台や、全面芝生のキャンプ場で焚き火をする際に使う焚き火シートなども必ず持参するというから、それだけノリさんの焚き火にかける情熱のアツさが伺える。
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