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究極の自己満足を叶える、最愛のギアたち

「削れるところを削れば、余裕ができた分、お気に入りのギアを積めます。ソロキャンプって究極の自己満足だと思うんですよ。だから誰かが見ていると意識して体裁を整えるのではなくて、すべてが自分の楽しみのため。自分が心地よい空間を作ることが大事なんです」。
だからギア選びもマイルールでいい。そう話すノリさんが格別にこだわるのは、ランタンと火起こしギアだ。
キャンプを優しく照らすハリケーンランタン。2019年1月21日、インスタ上に投稿
「ギアの中ではランタンがいちばん好きです。特に気に入っているのは、オイルが燃料のハリケーンランタン。LEDランタンなどと比べると光量は落ちますが、独特のオレンジ色の灯火が、ソロキャンプには明るすぎずにちょうどいいんですよね」。
ノリさん手作りのレザーケースに入ったギアたち。2019年6月14日に投稿
「キャンプで焚き火は絶対必要。メタルマッチ(火打ち石)や火吹き棒、薪を割るための斧など、火起こしギアは毎回持っていきます。焚き火の炎って不思議と心を落ち着かせてくれるんですよね。それを眺めながらお酒を飲み、旅の思い出に浸る。キャンプでの最高の時間だと思います」。
焚き火をしながらお酒やコーヒーを嗜むのがノリさん流キャンプの楽しみ。2018年10月28日、インスタ上に投稿
A4サイズに折りたためる焚き火台や、全面芝生のキャンプ場で焚き火をする際に使う焚き火シートなども必ず持参するというから、それだけノリさんの焚き火にかける情熱のアツさが伺える。
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一期一会から、バイクが縁でキャンプ仲間に

「ソロキャンプというと孤独なものと思われがちですが、実は全然そうじゃないんですよ」とノリさんは話す。
「友達と行くキャンプは、決まったコミュニティの中で楽しめてしまいますが、ソロキャンプは違う。ひとりだからこそ周囲の人々に対して自分の心の窓を開けやすい。フラっときた者同士で不思議な一体感も生まれて、よく一緒に飲んだりすることもありましたね。なんとなく会話が生まれて、自然と一杯やりましょうってね」。
ソロキャンプで生まれた一期一会が、バイクによってさらなる縁に繫がることもあるという。
夏に仲間たちとキャンプツーリングしたときの一枚。2019年8月16日、インスタ上に投稿
「バイク乗り同士だったらバイクという共通言語で、話がもっと盛り上がりますね。それが縁で翌日一緒にキャンプやツーリングに出かけることもあります。それが醍醐味かなとも思います。最近ではインスタを見て、バイクや旅好きの方がわざわざキャンプ場に会いに来てくれることもあるんですよ。すごく嬉しいですね」。
相棒のバイクにお気に入りのギアを積んで、今日もノリさんは自由なキャンプ旅を続ける。行く先々でバイクの縁を繋ぎながら。
これからどんな写真で我々を魅せてくれるのか、今後もインスタの投稿を楽しみに待ちたい。
 

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