特集
OCEANS Fashion X Talk
聞けばこのふたり、そこそこの大学を出た高学歴の持ち主。仕事もかつては大手企業の事務職として働いていたとのこと。あまり人には言えないけど、これが本音ということなのでしょう。
でも、サービス業でもデスクワークでも、どんな仕事でも社会に必要な仕事です。長年働いているとそのことを実感できます。社会の一員としての役割を果たすという意味では、そこに差はないはずです。
レジ打ちのパートなど簡単な仕事で入った主婦が、その働きを認められて正社員になったという例も、たまに聞きますよね。
でも、自分ひとりで悩んでいると、ずっとこういったことをモヤモヤと考えて動き出せず、そのまま就職できずに何年も過ごしてしまい、ますます就職しにくくなるという悪循環に陥ります。
だから、もし妻が再就職について「いい仕事がない」と悩んでいたら、「なんでもいいからできる仕事があるなら、まず始めてみれば」と背中を押すのが、夫の役目なのではないかと思うのです。
妻が楽しく外で働くことにより、多少家事の分担は増えるかもしれませんが、妻のストレスも発散でき、愚痴や不満が少なくなるというメリットも感じられるのではないでしょうか。
相馬由子=取材・文
編集者、ライター。合同会社ディライトフル代表。雑誌、ウェブ、書籍などの企画・編集・執筆を手掛ける。会社員の夫と、もうすぐ小1の娘の3人家族。ここ数年は、子育てをテーマにした仕事を数多く手掛けている。
石井あかね=イラスト
ネオ・マーケティング=アンケート協力
※調査対象:既婚子持ちの35〜45歳の女性200人
次の記事を読み込んでいます。