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名コーチは、自分に対する「ケア」も怠らない

ここまではエディさんが、チームに対して行ってきた“ケア”の話だったが、これからは自分への“ケア”について。嫌われることを厭わず、コミュニケーションを築いてきたからこそ、人にストレスを与えるだけでなく、自分にも多大なストレスをかけてきたはずだ。

「自分へのストレスに対するケアには、ルーティーンが必要だと思います。私は朝、ジムに行きます。45分間トレーニングをして、スチームバスでリラクゼーションをします。機会があれば、夜も入るのがベター。自分はどのようにしたら十分リラックスできるのか、ということは、きちんと知っておく必要がありますね。
ルーティーンができなくても、ラグビーから一度離れる、ということはよくやります。この前の大会では、ドラマ『ハウス・オブ・カード』なんかを見ましたよ。ほかにも、『ダヴメン+ケア』を使ったグルーミングはリラックスできます。そうそう、これもルーティーンに入っていますよ(笑)」。
他人だけでなく自らの“ケア”も怠らず、コンディションを維持するエディさん。ハードなタスクをこなしているように見受けるが、これまでに辞めたくなるようなことはなかったのだろうか。
「ないですよ。でも、辛いことはあります。それは、メンバーに対して“君はもうチームにいることはできない”と戦力外通告をするときです。これはいまだに慣れることができません。精神的に非常に辛い行為です」。
遠征の多いスポーツだけにジェットセッターでもあるエディさん。ご家族との関係を良好に保つための“ケア”についても聞いてみた。

「これも、やはりコミュニケーションですよね。私の母は、現在93歳ですが、どこからでも毎朝電話で話しています。妻も同じように、出張のときは連絡していますね。オーストラリアに住む1人娘は、たまに連絡してきますが、大概は買いたいものがあるときです(笑)。
家族というのも、ギブ&テイクの協力関係。ケアしているつもりが、されていることもあります。近しい人であっても、常にリスペクトを持って接すること。そしてそのためには、自分へのストレスを洗い流すためのセルフケアが必要なんです」。
「ダヴメン+ケア」について詳しくはこちら
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