袖口から見え隠れする控えめなサイズも絶妙
レッドからブラックへとグラデーションを施したヴィンテージ調のダイヤルは、ジャケットスタイルにセンス良くアクセントとして映える。そしてダイヤルカラーのみならず、37mm径というケースサイズも絶妙で、シンプルなデザインであっても時計が程良く存在感を主張するのだ。
1_最新作の見所は、高く盛り上がるレトロなボックス型風防だ。往時に採用されたアクリルガラスの形状を現代のサファイアクリスタルで再現。両面無反射コーティングを施しているため透過性に優れ視認性も抜群である。
2_ケースバックにはオリジナルモデルと同様のタツノオトシゴと星のモチーフを配置する。
3_復刻モデルの元になった1957年のオリジナルは、向き合う一対のタツノオトシゴが緑の「グリーンホース」。自動巻きを表す「動く錨」のシンボルや、白地に赤い数字をあしらった日付表示といったダイヤルの特徴も見事に再現してみせた。
[問い合わせ]スウォッチ グループ ジャパン(ラドー)03-6254-7330※本文中における素材の略称:SS=ステンレススチール
川田有二=写真(人物) 鈴木泰之=写真(静物) 星 光彦=スタイリング 勝間亮平=ヘアメイク 菅原 茂=文 増山直樹=編集