海辺のオッサンネコトリオ・クロオ&シナモン&セオ feat. チビネコ兄弟

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波の音がさざめく、漁港近くのとある一軒家。トントンと足音を鳴らして2階から降りてきたのは、3匹のネコたち。
こちらを警戒しながらゆったりと歩きまわる彼らは、皆が保護ネコ出身、そしてオッサンである。ご主人たちに引き取られ、一緒に暮らすようになってからは久しい。
 

こちらの茶トラは、シナモン。窓の近くで外の様子を観察する、この家の警備隊長だ。さぞ強気な性格なのかと思いきや、主張は控えめで大らか。3匹の中でいちばん甘えん坊だという。

グレーの毛色の彼は、セオ。いまだにご主人たちに「つかみどころがない」といわれる不思議なオーラを持っている。人間よりもネコのほうが好きらしく、ネコに対して非常に優しいのだとか。

ちなみにセオ、小さい頃は短毛だったため、ご主人夫婦は「ロシアンブルーっぽいな」と思って迎え入れたそうだが、成長するにつれどんどん長毛に。「完全にロシアンブルー詐欺でしたね（笑）」。

そして、こちらが長老であるクロオ。昔は手がつけられないほど荒れており保護施設でも浮いていたというが、ご主人と出会ってからは人間好きに。ゴハンにがっつくこともなく、穏やかな様子へと変貌を遂げた。
そんな3匹が住む家には、明らかにオッサンネコたちのものではないか細い鳴き声が響いている。