大きな波に向かうサーファーや、高く跳ぶスケーター、ステージで輝くミュージシャン。俺たちがまだ思春期も早々に覚えた憧れは、今だって色褪せない。今こそ彼らのアティチュードを見習って、装いだけでも自分らしく生きていこうじゃないか。
とは言ってもね、それは子供の頃のまんまの格好をすればいいってもんじゃないのよ。では、どこを変えて、何を残すのか。袖に、背中に、胸元に、アツいメッセージや洒落たグラフィックを配したロンTは、やっぱりいくつになっても魅力的。そんな定番アイテムとうまく付き合うために、大人になった今は、すっきりモダンなヤツでそんな反骨のムードを醸していこう。
「N.ハリウッド」
コットンベースのジャージー素材をボディに使用。胸元にはアメリカの現代美術家、ブルース・ナウマンに着想を得たというグラフィックが。都市の名前とブランド名を、刺繍とプリントで表現。
黒、白ベースなら大人っぽく見える
「ヒステリックグラマー」ブランドを象徴するグラフィックは、プリントではなく刺繍で表現されたもの。さらにボディはハリとコシがあり、着込んで洗ってを繰り返すことで抜群の風合いの良さが出る、度詰めの天竺生地を使用。
「ネサーンス」
フランス語で「あなたの山荘」を意味する「VOTRE CHALET」をテーマに掲げた秋冬シーズン。休日を過ごすためのリラックスウェアをイメージしており、バックには山荘のフォトプリントがあしらわれている。リラックス感のあるサイジングで着たい。
三瓶康友=写真(人物) 鈴木泰之=写真(静物) 安西こずえ(coz.inc)=スタイリング 松田美穂(allure)=ヘアメイク 今野 壘=文