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その品質はハイエンドラインに匹敵するハイクオリティ

ゴールドウインの副社長、渡辺貴生氏。
ザ・ノース・フェイスを展開する「ゴールドウイン」は、このプロジェクトに30億円を投資した。そこには「社会や自然への負担を限りなくゼロにしたい」という想いがある。もちろん、機能面にも抜かりはない。同社の副社長、渡辺貴生氏はそのクオリティに胸を張る。
「完全防水で防水透湿性も高い。強度もあらゆるゴールドウインの厳しい基準をクリアしていて、ザ・ノース・フェイスのハイエンドライン『SUMMIT SERIES(サミットシリーズ)』と比較しても遜色ない機能を有しています」。
クリーム色の生地は無染色で、構造タンパク質の美しさをそのまま採用した。肌触りはナイロンに近く、中わたには最上級の900フィルパワーのダウンを使用。ダウンジャケットとして文句なしのスペックを備えた。
現在は量産が難しく、50着限定という縛りがある。しかし現在、スパイバーは構造タンパク質素材の生産拠点となる施設をタイに建設中で、2021年にはこうしたネックも解消できる見込みだ。


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