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リピーターが出ないほど頑丈な一生モノ

焚き火台
「焚火台 S 」9288円
——メンテナンスはどうすれば良いでしょう?
灰を取り除いて水洗いくらいでしょうか。修理依頼はほとんど見かけたことがありませんので、特に気を使わなくて平気です。タフ過ぎてリピートされない、買い替えが行われないアイテム。でも、売れ続けていますから、アウトドア人口が増えているのだと解釈しています。一種のバロメーターですね。
万が一、スノーピークのアイテムが不調ならば、直営店に持ち込むか、スノーピークユーザーサービス係にご連絡を。製造上の欠陥が原因なら、無料で修理・交換いたします。そのほかの場合でも見積もりを出したのち、適正な価格でケア。パーツが代替品になる場合もありますが、廃番モデルでもOKです。
メンテナンス
スノーピークの本社「Snow Peak Headquarters」にアフターサービスの拠点があったときの写真。現在は2017年3月に竣工した新拠点「Snow Peak Operation Core HQ2」へ移設している 写真提供:スノーピーク
——発売当時からほとんど形が変わっていない気がします。
そうですね。基本構造はほとんど同じです。完成度はかなり高かったのですが、オリジナルからチェンジしている部分があります。網を乗せてバーベキューグリルとして使う場合、本体に塩や油が付着し、錆びてボロボロになる可能性があったので、ベースのステンレスを耐食性の強い組成に変更しました。
また、数年前までは溶接による焼けを除去するのに酸洗をしていたんです。今は手間がかかるうえに、廃液による環境負荷も無視できないので廃止。使用すれば焦げるよね? という意見もありましたし。
溶接跡
かつては溶接によって生じる焼けを酸で洗って消していた。今では環境的観点から行なっていない。


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