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EPSODE.2 亡き父と、父になった自分をつなぐもの
「(自分が)小学生のときに“ポケモンの緑”を親に買ってもらって、毎日のように遊んでいた。夜は、小学生だったので母親に早く寝なさいと言われていましたが、父親と一緒に寝たフリをして、母親には内緒で隠れてゲームをしていた。その父親はもういない。ポケモンをしたことは、私と父親の数少ない思い出です」(群馬県・青木早貴さん・31歳)。
ポケモンが自身の父親との思い出になっている青木さんは、約4年前、自分を父親にしてくれた娘にピカチュウのぬいぐるみを贈ってあげたという。

「とても小さな手でぎこちなく持ちながらも、一生懸命に舐めたり、握ったりしてうれしそうに笑っている姿を見て、とても嬉しかったです」
ポケモンは、親子三世代にわたって物語を紡ぎ続けている。


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