Seventh Chakra Keynote B (Violet) / Steven Halpern
アメリカでの禅の影響については、ヒッピー、ビートニクがよく知られていますが、ニューエイジもその影響下にあるといえます(ヨガと結びついているところなど)。この曲は<Light In The Attic>から発売されたニューエイジ・コンピから。全曲ヤバイです。
Aurora / Joanna Brouk
テリー・ライリーなどに学んだジョアンナ・ブルークは図形楽譜によるアンビエント、ドローン、ミニマルミュージックを発表した電子音楽家、作曲家。こちらはニューエイジ感たっぷりのドローンと東洋趣味の上ものが印象的です。没後にリリースされた編集盤から。
Dream Scene / George Harrison
ビートルズが東洋思想に影響を受けていたのは周知のことですが、各メンバーのソロ作品にもそうしたところは見てとれます。ジョージ・ハリスンの1968年作『Wonderwall Music』などはその色が濃いのではないでしょうか。インド風味たっぷりのこちらをどうぞ。
3rd Stage / Deuter
ドイツの音楽家Deuterは1971年のデビュー作以来、メディテーション・ミュージック的な作品を発表していますが、インドのニューエイジ的思想家バグワン・シュリ・ラジニーシ(別名Osho=和尚)と出会いそれがより加速します。この曲は意外にフォーキーなギター・インスト。
Light Awakening / Per Nørgård
デンマークの現代音楽家ペア・ノアゴーが1985年に自宅スタジオで制作し、ダブルパックのカセットテープでリリースした『Expanding Space』が昨年奇跡のヴァイナル・リイシュー。聴きながら瞑想にふけるか、あるいは就寝のお供にどうぞ。
<プロフィール>
青野賢一1968年東京生まれ。ビームス創造研究所 クリエイティブディレクター、ビームス レコーズ ディレクター。ファッション&カルチャー軍団ビームスにおける“知の巨人”。執筆やDJ、イベントディレクションなど多岐にわたる活動を展開中。
青野賢一=文