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2019.08.28

あそぶ

革新を続ける「ザ・ノース・フェイス」のDNA。次なるステージはサステイナブル

連載「Camp Gear Note」
90年代以上のブームといわれているアウトドア。次々に新しいギアも生まれ、ファンには堪らない状況になっている。でも、そんなギアに関してどれほど知っているだろうか? 人気ブランドの個性と歴史、看板モデルの扱い方まで、徹底的に掘り下げる。
ロゴ
アパレルからギアまで、爆発的な人気がある「THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)」。しかし、そのルーツを知る人はそう多くないだろう。
じつは小さなアウトドアショップから、ワールドワイドなブランドへと成長したブランドなのだ。過去から最新テクノロジーを採用した注目作まで、プレスチーム リーダーを務める、宮﨑 浩さんに教えてもらった。

小売から世界屈指のアウトドアブランドへ

宮崎さん
宮﨑さんはサーフィンにスノーボード、キャンプなど、さまざまなアクティビティをこなし、いずれもかなりの腕前。アウトドアカルチャーへの造詣も深い。
——「ザ・ノース・フェイス」はもともとショップだったんですか?
ええ、1966年にサンフランシスコでオープンした、主にスキー用品とバックパックを扱う小売店です。レセプションパーティではまだ無名だったザ・グレイトフル・デッドがライブし、セキュリティ担当はバイク乗りの不良集団ヘルズ・エンジェルズ。かなり斬新なイベントだったようで、当時の若者たちから絶大な人気を得ていました。
オーナーでありブランド創設者のダグラス・トンプキンスは、自然を愛するアウトドマンで知られていた。彼の考えに賛同する人々がオープニングイベントで協力をしてくれました。
パンフレット
——ブランド名やロゴの由来は?
ノースフェイスとは雪が残りやすい山の北側を指します。つまり、登山において最も過酷なルートです。ロゴもヨセミテ国立公園の自然からインスパイアを得ていて、“もっとも困難な道を行く“との思いが込められています。


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