最新技術を搭載する一方、素材に並々ならぬ工夫を施したり……小さな入れ物に、いかに革新を詰め込むか。イヤホンというモノづくりの奥深さを感じさせる。こちらはその進化を象徴する2つだ。
オーディオ界の重鎮バング&オルフセンは、イヤホンに触れるだけで操作ができる前作をさらに進化させた「Beoplay E8 2.0」を発表。デザイン性や素材使い、音質、使い勝手をアップ。
さらには最大16時間の連続再生が可能になり、4月発売予定の専用ギア(上の写真でイヤホンケースが載っている円盤がそれね)を使えば充電までもワイヤレスとなるから驚き。
一方のスターブリックは元素の中で4番目に軽い「ベリリウム」を使用したイヤホン「Be4」を発表。その軽量かつ硬質な素材は、「スタジオの音をそのまま聴ける」と謳うだけあり、音を濁すことなくクリアに届ける。そこには素材の性質を見極め、革新をもたらそうとする実直なものづくりが見てとれる。
手法は違えどこの音楽ライフを豊かにしてくれる2つ革新、奥深さが面白いし、どちらも試したい!
実川 実=文