FUN! the TOKYO 2020
いよいよ来年に迫った東京オリンピック・パラリンピック。何かと “遊びざかり”な37.5歳は、 この一大イベントを思い切り楽しむべき。 競技を観るのもするのも、主な拠点となる東京を遊ぶのも、 存分に。2020年の東京を……Let’s have FUN!
東京五輪チケットの抽選申し込みは、本日から受付スタート
本日から、東京オリンピック(パラリンピックは今年夏の販売開始予定)の観戦チケットの抽選申し込み受付がスタート! 一生に一度あるかないかの自国開催のオリンピックだけに、ぜひ生で観ておきたい。
抽選申し込みには事前にID登録をしておく必要があるので、何はともあれまずは登録から。その先のチケット購入の流れは、この動画にわかりやすくまとめてあるので見てほしい。
「予選じゃちょっと……」「見えにくい席じゃ……」は大間違い! それは“お祭り”へのチケット
ところが、だ。不安もある。「試合予定も知らないけどどこ取りゃいいの?」とか「見えにくい席ならテレビのほうが……」などなど。
だけど、ちょっと待ってほしい。
今のスポーツ観戦は「空間と時間をいかに楽しむか」が重視される時代。つまり、フード、グッズ、イベント、アトラクションといった「競技を見ない時間」も楽しめる空間と時間をつくるのがトレンドなのだ。その流れは来るべき東京五輪も同じ。各競技に「スポーツマネジャー」という担当者がつき、訪れた人を満足させるべく、どう会場を演出するかが全競技で考えられているという。
そう、今回のオリンピックは、ただのスポーツ観戦だけではなく“フェス”に行く感覚が正しい。
ちなみに“フェス”感覚が最も表れている可能性があるのは新種目であるサーフィン。開催の可否・開始時間は波の状態に左右されるため、コンディションによっては競技が延期というケースもある。サーフィンの大会では珍しくない話で、多くのファンは承知していることだが、今回はチケット代が3000円と有料。波がなく、競技が中止となった日でも、チケットの払い戻しはされないが、もし競技が中止となっても足を運んでくれた観客が満足できるような催しや演出を準備するというから期待大だ。
家族で行けるの? 狙い目のチケットは?
例えば、チケットの中でも、日本で人気の高いサッカーとソフトボールの予選は1試合2500円[税込]で観戦可能。
一生に一度レベルの夢の舞台を家族4人でも1万円で観戦できるのであれば、十分に有意義と言えるだろう。
そのほかにも決勝のA席のチケットが13万円という最高額で話題を呼んだ陸上も、最もリーズナブルな席ならば5800円。予選であればセッション(競技・日程などチケットの種別の単位)によってはA席でも1万3500円というチケットもあるのだ。
さらに注目の「東京2020みんなで応援チケット」
これは12歳以下の子供・60歳以上のシニア・障がい(車いすユーザーを含む)のある方を1名以上含む、家族やグループが申し込めるチケットで、適用されるプライスは一律1人2020円だ。
血縁者でなければならない、といった条件もないので、例えば「自分+近所の子供」「子供のスポーツクラブのチームメンバー+コーチをしている自分」「自分+60歳以上の近所の知人夫婦」といった組合わせでも申し込める(ただし、1セッションあたりの申し込み枚数には、セッションによって4枚〜8枚の上限があるので注意)。
この「東京2020みんなで応援チケット」は、開会式・閉会式にも適用されるので「開会式の感動の瞬間に、近所の子供たちや自分の親を連れて行ってあげたいけど、総額いくらになるんだ?」と尻込みしていた人には打ってつけだろう。
競技や予選・決勝を問わなければ「家族でのオリンピック観戦」は意外に身近な存在かもしれない。
競技観戦はもちろんだけど、オリンピックという“お祭り”を楽しみに行くと考えれば、決して高額な席で競技を見るだけがチケットを手に入れる理由ではないのだ。
というわけで、オリンピックに行く気になった人のために、
【後編】は具体的なチケット購入の注意点や、気になる追加販売などについてもレクチャーしよう!
田澤健一郎=文