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被写体の前に影が来る位置を見つけたら、そこが逆光で撮影すべきポイントだ。
ちなみに逆光で撮る際には、影ができて暗くなりがち。そんなときは露出補正機能(EVシフト)を使いたい。
「『絞り優先(A/Av)モード』に設定していると、カメラが自動的に適正な露出(明るさ)を設定してくれますが、それよりも被写体を明るくしたい場合は、EV値をプラス補正するといいですね」(吉澤さん)。
ここでEV値の説明を少しだけ。EV値=明るさの単位。つまりはその増減で、明るさが調整できるということだ。厳密には仕組みが色々とあるわけだが、「逆光撮影で被写体を明るくしたいときはEV値をプラス」と覚えておこう。
また、逆光で子供を撮るときは、太陽をバックに下のアングルから子供を煽って撮ると成功しやすいという。
何度か練習して感覚をつかむ必要もあるが、「絞り」や「露出補正機能」をマスターし「逆光・順光」の概念を理解できれば、写真のレベルは格段にアップする。光をうまく使いこなして、プロのような仕上がりを楽しみたい。
次回は実践編のラスト! 難度の高い、動き回る子供をラクな姿勢で撮ることができる「望遠レンズ」に挑む。
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