Day 2 Sun.
洋服とはひと味違う色と手触り、これはハマりそうだ……
「大成したければ、お茶をやりたまえ」。ユースケが課長に昇進したての頃、当時の社長に言われた言葉だ。茶道は所作を美しくするだけでなく、精神修養にも役立つ。それに茶道流派の催すお茶会には政財界の大物や著名な文化人らが出席する。人脈を築くには格好の場だ。
それにユースケの情報収集によれば、今手掛けているイタリアブランドのトップは日本文化に深い関心を抱いているとのこと。「これだ!」 茶道の道へ足を踏み入れることを決意した。
お茶会に行くにはまずは装いから。ユースケは銀座の順理庵を訪れた。着物のきの字も知らないユースケにスタッフは手取り足取り教えてくれる。今回は奮発して紬の着物をオーダー。この日の装いは銀座を意識し、シックな色みのチェックシャツにカーディガンを羽織って品良くまとめた。
順理庵の店内を見て回った
ユースケの裏話はコチラから。
着回しアイテム【6】「インディビジュアライズド シャツ」のシャツオン・オフ問わず活躍するチェックシャツ。鮮やかなカラーが主流だが、こうしたシックな色みを選ぶのが大人の選択だ。タイドアップもノータイも様になる立体的なBDカラーも魅力十分。2万6000円/メイデン・カンパニー 03-5410-9777
【7】「マーガレット・ハウエル」のカーディガンTシャツにもヨシ、キレイめシャツにもヨシ、ちょっとした羽織りモノに重宝するハイゲージのニットカーディガン。今狙うなら、上質リネンニットとゆったりめのシルエットを併せ持つものを。2万6000円/アングローバル 03-5539-5213
【12】「マッキントッシュ」のパンツヘビーなコットンツイルが使用されたスポーツトラウザーは、チノ感覚でカジュアルにも、スラックス感覚にもはける万能パンツだ。テーパードのかかった、気持ちワイドなシルエットが特徴。2万7000円/マッキントッシュ青山店 03-6418-5711
「順理庵 銀座本店」ユナイテッドアローズ創業者の重松理氏がプロデュースしたショップ。日本の美の基準を次世代に残すことを理念に掲げ、選りすぐられた反物による和装のオーダーをはじめ、同じ生地を用いて製作された洋服やアクセサリーを展開。銘木の香りが漂う数寄屋建築の店内では上質なひとときを。
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