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離婚届を一緒に書いた場合、円満離婚のケースが多い?

「一緒に書いた」ケース
「同じタイミングだったはず。ようやく別れられてうれしい、という開放感があった」(32歳男性・東京都)
「互いに別れたほうがいいという結論だったので一緒に書いた。今でも連絡を取り合っている」(40歳男性・東京都)
「とにかくほっとした」(35歳大阪府・女性)
5件とサンプルが多くないので一概には言えないし、両人立ち会いのもとだとしても、結局はどちらかが先に筆をとったことになるので、「一緒に書いた」という認識はそれぞれだろう。
しかし「一緒に書いた」と答えた人は“共同作業だった”という認識を持っているからか、双方が納得のうえでしたためたという印象の答えが多かった。つまりどちらかが離婚に納得がいってないのであれば、この認識に至るのは難しいのだろう。
総じて、離婚届を書くときに肯定的な心情の人は多くない。誰にも迷惑をかけず、立つ鳥跡を濁さず……というのは、こと離婚においては難しい。しかし、離婚という局面に至って、そうできたのなら一番いいのは間違いない。そのためには、離婚をひとつの選択肢に置いて、どちらも腑に落ちるまでとことん話し合うことが求められそうだ。
吉々是良=取材・文 石井あかね=イラスト アイリサーチ=アンケート協力


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