連載「隣のオッサンは青いか?」を読む帰省時や大人数でのBBQなどで、妻を知り合いに引き会わせる機会は少なくない。しかしその中に女性が含まれていたら……やましいことがなくとも躊躇する人はいるだろう。
下手をすれば夫婦間にヒビが入りかねない、妻と夫と女性の知人の交わり。そこで36歳~44歳までの既婚男性100人に、妻と女性の知人の関係について聞いてみた。
4人に1人の男性は、妻に異性の知り合いを「紹介したことがある」
●あなたは妻に対して、女友達や女性の同僚を紹介したことはありますか?・女友達か同僚を紹介したことがある 26%
・どちらも紹介したことはない 74%
約4人に1人の男性が、一度は妻に異性の知り合いを紹介したことがあると判明。ちなみに、女友達を紹介したことがある人は全体の22%、女性の同僚は12%と、女友達を紹介する人のほうが多め。どちらも引き会わせたことがあるというオープンな人は、8%という結果だった。
なぜ妻に紹介したのか。その理由を聞いてみると、次のような回答が得られた。
「パートナーもみんなと仲良くなってほしい」という夫の想い
●妻に女性の知人を紹介した理由は何ですか?・「男女関係なく自分の周りの人と仲良くしてほしいから」(41歳)
・「長年の友達だから」(43歳)
・「友達になれると思ったから」(41歳)
「自分と親しい人となら、妻も仲良くできるはずだ」と紹介する人が多い様子。また、同時に「彼女とやましいことはない」という妻へのアピールにもなる。そう考えると、妻に異性の知人を紹介するというのは、むしろ夫婦関係を良好に保つ手段とも言える。
しかし、あえて会わせて妻の嫉妬という不安は取り除いても、もうひとつ危惧すべき点がある。妻と知人が意気投合して仲良くなったとき、「女性同士のやりとり」という新たな懸念材料を生むことだ。例えば、夫婦間のトラブルが友人や会社に筒抜けになったり、過去の話が妻に漏れたり。今後、下手なことは一切できなくなる。いや、当然するわけではないのだけど……。
とはいえ、万が一の面倒事も避けておきたいのが夫の心理。妻と知人女性が仲良くなることはあるのか? 「紹介したことがある」と答えた夫たちが目にした、妻の様子とは。
旦那の知人を前にした妻の反応とは
●女性の知人を紹介したとき、妻はどんな反応でしたか?・「特になし」(43歳)
・「挨拶を交わした程度」(44歳)
・「普通に飲んでました」(38歳)
意外にも、親しくなったという回答は皆無だった。あくまでお互いに「妻」と「知人」という距離感を保ち、接している様子。ここで密な関係が生まれたら……と恐れていた夫たちからすると、ひとまず安心だ。
しかし、その場では初対面同士の対応でも、いつどこで何をきっかけに仲良くなるかはわからない。そんなリスクを負うのは御免被る!というのなら、妻には紹介しないのがオススメかも。
もちろん、妻と知人女性が仲良くなることがリスクとは感じず、知人女性とも後ろめたいことがないのであれば話は別。妻と知人女性との関係を上手く作ることができれば、夫婦の信頼関係に繋がることは間違いない。さて、あなたはどうだろう?
ウルマ=文、アンケート協力=アイリサーチ