伝統のある高級紳士靴ブランドのスニーカーは、質感という意味ではまさしく最強。
なかでも白のレザースニーカーは、全方位的に好印象を与える最強のなかの最強だ。
ジャケットスタイルを控えめに飾る
ジェイエムウエストンの靴はいつの時代も古くならない。それは由緒あるブランドの遺伝子を宿したスニーカーも同じ。2017年に登場した「649 スニーカー」は、上質を極めたカーフスキンをアッパーに採用。
側面にはダブルシームステッチやパーフォレーションが控えめに施され、その端正なルックスにフレンチブランドの審美性が見て取れる。春らしいジャケットスタイルが、このとおり格上げされるのだ。
素材、デザイン、履き心地。シンプルな白ほど真価が問われる
1_SANTONI サントーニ
イタリアのマルケ州を本拠地とするサントーニの定番ラスト「クリニーク」を採用した新作。スエード製のアッパーを使用しながら、ライニングと履き口に高い伸縮性を持たせスリッポンのように容易な脱ぎ履きを可能に。7万9000円/リエート 03-5413-5333
2_BERLUTI べルルッティ
老舗紳士靴メーカーとしての出自を持ちながら、昨年クリス・ヴァン・アッシュを迎えフレンチモードを牽引する存在に。カーフレザーを使った本作では、アイコニックなスクリット柄を側面にのみさりげなく型押し。13万8000円/べルルッティ 0120-203-718
3_CHURCH’S チャーチ
英国はノーサンプトンで1873年に創業した名門チャーチのニューモデル「CH871」。高級カーフレザーをアッパーに使用しており、艶やかなホワイトとヒール&タンのネイビーによる対比が美しい。6万1000円/チャーチ 表参道店 03-3486-1801
4_JOHN LOBB ジョンロブ
高級紳士靴の王様、ジョンロブが誇る定番スニーカーといえば「ポース」。シボ感のある上質な1枚革のカーフ製アッパーにエプロンシーム、フルグレインカーフの総裏仕立てと、細部まで抜かりのないこだわりだ。13万円/ジョン ロブ ジャパン 03-6267-6010
川田有二=写真(人物) 鈴木泰之=写真(静物) 菊池陽之介=スタイリング yoboon(coccina)=ヘアメイク 増田海治郎=文