春のデニム選びに迷ったら、いの一番に気になるのは、デニム界を牽引する人気ブランドたち。その今季の動向をリポート。
スニーカーに続いて「ダッドデニム」が来る!?
ダッドスニーカーに代表される「ダサ格好いい」トレンドが、どうやら今春も引き続き人気の模様だ。折しもLAのプレミアム・デニム・シーンを牽引するヤヌークが今季打ち出した新モデルは、その名も「ダッド ジーンズ」。
特徴は、実測29cm(32インチ。編集部調べ)という股上の深さ。それでいてパイプドステム&短丈も手伝って大人の装いにもすっきりとマッチ。シャツのタックインもキマりやすいときた。こりゃ「マジ格好いい」だな。
デニムマスター、藤原 裕との共同開発!
業界でも一目置かれる古着店、ベルベルジンでディレクターを務めるヴィンテージデニムの目利き、藤原 裕さんとのコラボレーションが実現。彼が長年培ってきた知識と審美眼から生まれた加工を高い技術でリアルに再現することに成功。ベースとなるモデルは、スリムテーパード「ヴィンセント」だ。
OC読者も太鼓判!小尻解消と聞いてはいた「ヴィンセント」……結果はナント!?菅原 悠さん(36歳) 身長178cm/体重65kg年齢とともにラクを求めるようになった菅原さんは、最近デニムと疎遠になっているそう。なぜなら小尻がコンプレックスゆえに、ルーズフィットではダブついて後ろ姿が貧相に見えるから。とはいえ「スリムを選ぶと、もう1つのコンプレックスであるO脚が目立ってしまうので……」。その矛盾をヤヌークのデニムが解消。
特殊縫製&パターンにより腰帯が伸びるため、細身ながら腰回りに圧迫感を感じさせない。ストレッチ入りながら、生地感はまるで綿100%のような堂々たる趣だ。
西崎博哉(MOUSTACHE)=写真(人物) 鈴木泰之=写真(静物) 星 光彦=スタイリング 吉田太郎=ヘアメイク 髙村将司、加瀬友重、山口達也=文