バレンタインのお返しをしないなんて言語道断。たとえ義理だったとしても、それを仇で返してどうするオッサン。俺たちはホワイトデーに何を求められている? 然るべき対応を人気ショップの看板娘に聞いてきた。
[1人目]ジャーナル スタンダード レリューム 表参道店・田中美智さん
喜ばれるポイントは「ちょい便利」と「サイズ」です。
店に入るや100点満点のスマイルで「いらっしゃいませ〜」と声をかけてくれた田中さん。ホワイトデーの取材で訪れたことを伝えると、「あ〜、ソレですね! お待ちしてました」と、今度は120点のスマイルで答えてくれ、早速取材開始。
ーーホワイトデーでこれまでもらったものは?お菓子がほとんど。主にクッキーですね。なんか、普通ですいません……。
ーーいえいえ(笑)。でも、お洒落な女の子へのお返しは難しいなあ、センス問われそう。まさに! みんな私が洋服屋で働いていることを知っているので勇気がいるみたいなんですけど、全然そんなことないんです。大切なのは気持ちです!
ーーそう言ってもらえるのはありがたいんですけど、とはいえですよ。モノによっては即、女子会ネタの恐ろしいレールに乗って行き先は地獄…… なんてことも。何があったんですか(笑)。そんなことはありませんよ。ポイントは、日常に役立つ「ちょい便利」なモノ。実はこれが、女の子にとってうれしいモノなんです。
ホワイトデーお返し候補[1]クロム鞣し加工により耐熱性を上げつつ、水分も吸いにくいレザーのカップホルダーは「手触りが良く滑りにくい!」と絶賛。こちらはショート用でトール&グランデ用(2000円)も用意。
ーーなるほど!例えば、私は昔からコーヒーが好きで、お店でも休憩所でよく飲むんです。そんなときにこんなスリーブがあったら便利だな〜って。レザーですけど特有のニオイもなく、気分もいいですし。これを付けてるだけでもなんだかオシャレに見えません?
ーーうんうん!そこなんです。さらにオススメのコーヒー豆を添えてくれたりしたら、もう最高です!
ーー決して高価なモノは望んでいないと。まったく。むしろ高価すぎると逆に申し訳ないと思っちゃいます。う〜ん……なんとなく5000円以内が目安なような気がします。そこを超えると引いてしまうかも。「いつもありがとね〜」的な気軽な感じが理想ですね。
ホワイトデーお返し候補[2]美智さんが勤めるショップのオリジナルブランドが展開するPVCコレクション。「クリアは今女子の間でのトレンドワード。ゴールドボタンがまたいいんですよね〜」。
ーーそれを聞くと、ちょっと肩の荷が下りるというか。そうそう! 最近は女の子のバッグが小型化しているので、バッグに入ることもポイントかも。この名刺入れとコインケースは、実は家の鍵やリップといった小物を入れるのに便利なんですよ。使う人次第でさまざまな使い方ができるのでハズさない気がします。クリア素材はトレンドでもありますし。
「ちょっと冒険するならアクセがいいかも」
ーーさっきの「ちょい便利」目線だとアクセサリー系は避けたほうが無難っすね。そんなことないです。確かにゴールドやシルバーだと女の子の目線はシビアになりそうですけど、カジュアルなモノなら全然OK。センスも大事ですけど、お互い好みが違っていても逆に新しい発見につながるかもしれないので、私的にはウェルカムです。カジュアルアクセだったら少しくらい冒険してもいいと思いますよ。あえてメンズ目線で選んでもらってもいいかもしれませんね。
ホワイトデーお返し候補[3]ニューヨークブランドのべっ甲柄バングル。ハンドメイドなのもポイント。「デニムにもモードっぽいスタイルにも相性良さそう」。
ーーほ〜。女子にとってアクセが欠かせない季節到来ですからね。どんなスタイルにも使えそうなカジュアルなモノは何気にうれしいです。
ーー意外な目線です。ビッグサプライズよりも何気ない気遣いです。
ーーなるほど、勉強になります!美智さんが教えてくれたいくつかのポイントをもとに、自分なりのベストチョイスを探しに行くも良し。上の3つの候補をゲットするも良し。まずはこちらの扉をくぐるべし!
SHOP DATAジャーナル スタンダード レリューム 表参道店電話番号:03-6438-0401住所:東京都渋谷区神宮前4-26-18営業時間:11:00〜20:00(金・土曜は21:00まで)https://baycrews.jp 伊藤恵一=写真 菊地 亮=取材・文