春のデニム選びに迷ったら、いの一番に気になるのは、デニム界を牽引する人気ブランドたち。その今季の動向をリポート。
太シルエットを着こなすコツは、大胆な足首見せでスッキリと
昨今のボトムス界を席巻する「ワイド化」の流れにオッサンたちはどう乗るか。その模範解答が、新シルエットであるその名も「クロップ」。
腿回りにはゆとりを持たせ、裾に向かってテーパード。そして足首が見えるクロップト丈が、スッキリ感を強調。我々好みの適度なダメージ感を備えた、旬なデニムをすっきりと、大人らしくはきこなすことができる。
独自の色落ちが楽しめる日本モデルの「MIJDI」
「MIJDI」と銘打たれた、メイドインジャパンコレクションの新作。その特徴は、独特の経年変化にある。通常のデニムは縦糸のみにインディゴ染めを施すが、こちらは横糸も染色することで色落ちの速度も遅くなり、また陰影のある独特のヴィンテージ感を楽しめるように。写真のスリムタイプ「レーザー」のほか、スキニーの「ボルト」で展開。
新色のリジッドタイプなら清潔感アップは確実だ
昨季登場した縦型ポケットのスリムモデル「ヨーク」に加わった新色「ヴァージン・インク・デニム」。シックな表情に加え、100%土に還る生分解性の優等生でもある。
ウワサの“アートなデンハム”が阪急メンズ東京に登場
デンハムと同じオランダ・アムステルダムを拠点とするクリエイティブ集団、アトリエリザーブとのコラボアイテム。アルジャン・モハメッドとデリーニオ・フランクの2人組による斬新なアプローチは、この幅広ブルゾンにも顕著に表れている。
古着を解体・再構築し、リジッドとウォッシュドを切り替えた、僕らのデニム愛がまた更新されるグッドデザインだ。こちらは、3月15日(金)にリニューアルオープンした
阪急メンズ東京のコンセプトストア「エーアールシー デンハム」の記念限定モデルとしてリリースされる。
西崎博哉(MOUSTACHE)=写真(人物) 鈴木泰之=写真(静物) 星 光彦=スタイリング 吉田太郎=ヘアメイク 髙村将司、加瀬友重、山口達也=文