OCEANS

SHARE

【大石さんが持参した行動食】

半日以上の長いトレッキングであれば、途中でエネルギー補給をすることは不可欠。大石さんも、今回のトレッキングでは大量の行動食を携行している。
「柿の種やナッツはペットボトルに入れておくと潰れず、さっと食べやすいんです」。
「どれも日本で普通に手に入るものばかりです。糖質やタンパク質、アミノ酸など、トレッキングによって失われやすい栄養素をひと通り揃えました」。歩きながら食べられるバータイプを携行するのもポイント。また、消費するカロリーが莫大なので、疲れを感じる前に頻繁に摂取することが重要だという。
・カロリーメイト
・一本満足
・パワーバー
・アミノバイタル プロ
・ぶどう糖
・柿の種
・ミックスナッツ
・飴

 

【大石さんが買って帰ったお土産一覧】

現地の人が編んだニットアイテム

「土地柄がよくわかる編み物は、お土産の定番です。カトマンズで自分用にも撮影時に便利なフィンガーレスの手袋を買いました。どれもだいたい200〜300ルピーで、ソックスは裏地がフリースになっているなど結構よくできているんです。家でも愛用してますよ」。
集め出したら止まらなくなったマグネット

「世界一周旅をしたときから、いつの間にやらハマりはじめて、今では旅に行くと必ず買っています。今回買ったマグネットは250ルピー。実は前回のヒマラヤに来たときとまったく同じものを買ってしまいました(笑)」。
ヒマラヤ名産の蜂蜜

「ヒマラヤは良質な蜂蜜が採れることで有名です。今回泊まった宿でも、よく口にしました。このエベレストハニーは500ルピーで、味は日本で食べるものと大体同じ。特別にクセがあるわけではないので、お土産にもオススメです」。
地図は、帰国後に旅を振り返るために

「こちらの地図は街中で400ルピーほどで買いました。スマホがあるので実用の面ではあまり使いませんが、ルート全体を俯瞰できるので、旅の足跡を辿りやすいんですよね。だから、旅の記録として必ず購入しています」。

 

必要か不要かの判断力は、実地での経験こそが育てる

今回のネパール・ヒマラヤ旅では、長時間のトレッキングとあって、機能性とともに軽量性が大きなテーマとなった。そこには、必要なものと必要じゃないものを、的確に判断するスキルが必要だ。

カトマンズには、トレッキングギアを揃えるショップが多く並んでおり、万が一装備に不備が見つかれば現地で揃えることも可能だが、大石さん曰く「有名なメーカーのものが並んでいますが、偽物も多く、質を見極めるのが難しい」とのこと。
「昔はアレコレと持って行って重くなったり、オーバースペックなギアを持って行ったこともあります。勉強による知識も大事ですが、やっぱり現地での経験が最も役に立ちますね」。実際にその地に降り立ってこそ、“知識”を真に理解できるのだ。
年を重ねるほど、日常の中での新たな経験は減っていきがち。いくつになっても新たな経験を重ね、さらに大きな男になるためにも……旅せよ!オッサン。
 
大石 学=写真 安岡将文=文


SHARE

次の記事を読み込んでいます。