男と女の愛と情熱に溢れる国の個性だろうか、イタリアを代表するデザイナーズブランドが作るスーツは、いつの時代も男を男らしく、そして色っぽく官能的に見せてくれる。
疑いの目を持つならば、袖を通して鏡の前に立ってみたまえ。それがキミの思い過ごしであることがよくわかるはずだ。
「ドルチェ&ガッバーナ」のスーツ
熟練の職人技が光る非の打ちどころのないカッティングが特徴的なストレッチウールの1着。このスタイルこそが、ブランドの飽くなきこだわりである。同時にそれは、すべてのコレクションに貫かれる男を男らしく、女を女らしく、ジェンダーを凛と際立たせるドルチェ&ガッバーナの象徴とも言えよう。
「ジョルジオ アルマーニ」のスーツ
男なら誰もが一度は憧れるアルマーニのスーツ。時代を超え、世界で支持されるその理由は、カラダを大きく見せ、ゆったりとした貫禄とエレガンスを演出してくれる卓越した仕立てにこそある。ドレスシャツでキッチリとキメるのもいいが、ウールデニムが使われたものであれば、Tシャツでさらっと合わせるのも一興だ。
渡辺修身、鈴木泰之、蜂谷晢実、高橋絵里奈(清水写真事務所)、比嘉研一郎=写真 星 光彦、来田拓也、松田有記=スタイリング 髙村将司、いくら直幸、今野 壘=文