8年が経った今もなお、大きな傷跡を残している東日本大震災。防災の第一歩は、再びあのような震災が起きるかもしれないという危機意識を持つことだ。だから、改めて防災について真剣に考える。そして、頼れる防災グッズを吟味する。
「マキタ」のラジオ
電動工具トップメーカーが開発した充電式ラジオ「MR107」は、粉塵や雨の多い建築現場での使用を想定したタフネスギア。アルミ製スピーカーコーンによるクリアな音質にも定評があり、AUX端子に外部機器をつなげばスピーカーとして音楽も聞ける。バッテリー・充電器は別売り。
「尾西食品」のアルファ米
登山愛好家が「いちばん旨い」と口を揃えるパックご飯は、5年間常温で保存できるため、非常食としても重宝。お湯なら約15分、水でも約60分でふんわりご飯が食べられる。100%国産米のため安心感も抜群。スプーン付きというのも役立つポイントだ。
「SOL」のポンチョ
自分が放出する体温の反射で急速に温まることができるヒートシート素材のポンチョは、各国の軍隊や救助隊、登山家が愛用する。軽くてかさばらず、ポケットサイズのポーチに収納可能。オールシーズン天候を選ばず使えて、キャンプなどでも活躍する。
「アンデ」のパン
数多の食通が認める京都のデニッシュ食パン専門店が作った缶入りデニッシュ。缶入りとは思えない風味やふんわり感で普通に食べても絶品だが、保存期間がなんと1年6カ月もあるから、非常食としてもグッド。プレーン、メープル、チョコ味が楽しめる。
「モンタギュー」の折り畳み自転車
アメリカ海兵隊御用達。パラシュート部隊が体に付けて飛び降り、着地後に組み立てて作戦ポイントに移動するのに使われているとか。つまり、頑丈さも組み立てやすさも、悪路走破性も世界トップクラス。災害時の移動にも確実に役立つ。
「スティルホルツールズ」のマルチツール
1本あると心強いマルチツール。とりわけアメリカ空軍緊急脱出時訓練課程「SERE」の取得者が開発したサバイバルツールがもたらす安心感は絶大だ。ハンマーやレンチ、栓抜きなど9つの機能を搭載。ボディは強靭な13クローム鋼材を採用。
「ワールドネットインターナショナル」の耐震シェルター
100t以上の衝撃にもびくともせず、中に入れば家屋の倒壊やミサイル攻撃による爆風、台風や竜巻による重量物の飛来から守ってくれる。高気圧酸素ルームとしても使用可能。サイズオーダーができ、マンションにも設置できる。
山田秀隆=写真 佐々木 誠=スタイリング