OCEANS

SHARE

エアコンや照明の操作もイフトがあれば自動化できるぞ!

結構細かく手順を紹介したが、実際の作業は5分も使わずにできるはず。別のトリガーやアクションを組み合わせる場合でも、難易度はほぼ同様だ。
例えば、トリガーに「Location」を指定すると、「この場所から離れたら」というように、スマートフォンのGPS情報からアクションを起こすことができる。
IFTTT画面
場所の指定も、表示されている地図から行うので簡単だ。先ほどの作成例を応用すれば「会社を出た(離れた)タイミングで家族のグループラインに帰るコールを送る」というように、定型の用事を自動化させることができるわけだ。
IFTTT画面
このほか、ツイッター(タイムライン上に特定のキーワードが投稿されたらetc.)や、スマートスピーカー(特定のキーワードで話しかけたらetc.)などをトリガーに利用することが可能。アクションも、メールやSNSへの投稿のほか、画像の保存やカレンダーへの登録など多様に選ぶことができる。例えば「受信したメールの添付ファイルを指定した場所に保存する」というアプレットをつくれば、メールから添付ファイルを取り出す手間が省けてとても便利だ。
冒頭でも触れたように、イフトに対応するIoT機器も多数登場している。以前に紹介したスマート家電リモコン「RS-WFIREX4」も、最近イフトに対応した。
IFTTT画面
「RS-WFIREX4」には温度、湿度、照度のセンサーが搭載されているので、イフトを使えば「室温が20度以下になったら暖房をオンにする」「家の最寄り駅に着いたら照明をオンにする」といった自動処理が可能になるので、家電リモコンがさらに“スマート”になるというわけだ。
定型メッセージのやり取りから家電の操作まで、アイデア次第でさまざまな用事が自動化できるイフト。便利なのはもちろん、プログラムを組んで自動化する感覚は、理系ワナビーなオッサンにとってかなりの快感となるはず。ちょっとしたホビー感覚でも楽しめるツールなので、興味を持った人はぜひチャレンジしてみよう。

石井敏郎=文


SHARE

次の記事を読み込んでいます。