現在の自転車の大きなトレンドは、いわゆる電動アシスト自転車、オンロードもオフロードでも走れるグラベルロード、そしてディスクブレーキを搭載したディスクロードの3つ。
車体の選出にあたっては、自他ともに認める自転車フリークでプジョー・シトロエン・ジャポン広報の森亨さんに助言を仰いだ。
「ベスビー」のeバイク
簡単に言うと電動アシスト付きのスポーツバイク。かつて電動アシスト付きといえば、ややもすればママチャリ的な扱いだったが、今ではMTBやロードバイクがハイブリッドになって、とんでもない進化をしている。
上り坂はアシストでラクをして、平地や下り坂は純粋に走って楽しむ。アシストでラクをしている分、遠乗りもしやすい。同ブランドの最上位モデルが、この「BESV LX1」(写真上)。約5時間のフル充電で、60〜85kmの長距離走行が可能。スタイリッシュな見た目も申し分なし!
輪径が短いミニベロeバイク、「BESV PSA1」(写真下)は、街乗りとしても、ちょうど良い。これならカミさんや子供たちとも共用できる。
「キャノンデール」のグラベルロード
グラベルロードという新しい自転車カテゴリーは、ロードバイクの走行性能はそのままに、砂利道も走れる自転車。多少の悪路も気にせず、とことん遠くまで走れる。起伏の激しい山道を駆け抜けるMTBとは違って、あくまでも舗装路がメインのライドであれば、グラベルロードを選ぶのが賢明。
「スペシャライズド」のディスクロード
同ブランドのロードバイクで最高峰となるモデルが「ヴェンジ」(写真はペテル・サガン限定カラー)。空気抵抗を可能な限り低減させ、軽量かつ剛性に優れたカーボン製フレームは、ワイヤーの露出が一切なく、かつてのアメ車のようなメタリックブルーもこれまた美しい。どんな状況下でも確実に動作するディスクブレーキを装備。車体と揃いのシューズとヘルメットもラインナップする。
「ウルフ トゥース」の楕円チェーンリング
通常のチェーンリングは真円が一般的だが、これは卵のような楕円形。歯数が不均等になることで、踏み込む力をより効率よくペダリングに変換できる。ただし、常に高速で漕ぐスプリントには、歯数が揃っていないので不向き。
「ヘルノ」のサイクリングウェア
ダウンアウターはもちろん、最近ではラミナーという機能性素材のアウターが大人気のヘルノ。同ブランドにテクノロジーとノウハウを集結させた、自転車用ラインがあることをご存じだろうか? 素材には透湿撥水素材を採用し、サイクリング時の動きやすさを計算したパターンが魅力。もちろん普段のコーディネイトにも大活躍してくれるため、使い勝手が抜群。
「ミュージアム アーティファクト」のネクタイ
一見すると、よくあるプリントタイ。しかし、よく見てみると無数のライダーが! スーツでちょっと遊んでみたいときや、ライダーへのプレゼントにもぴったり。
「ブルックス」のグリップ
140年余の歴史を誇る、イギリスの自転車用サドルメーカーが手掛けた、天然レザーリングが巻かれたグリップ。リングの数で長さを変えられ、ハンドルに合わせてカスタマイズ可能。写真のナチュラルカラーのほか、ブラックやブラウンも揃っている。
「レザイン」のマイクロポンプ
携行できるエアポンプ。フットペグで固定して使用するので、一般的なフロアポンプ感覚でエアを充填できる。美しいアルミ製パーツで構成され、ソリッドな見た目も抜群。車載用マウント、フレンチバルブ専用アダプタも搭載。
鈴木泰之=写真 遠藤 寛=スタイリング 川瀬拓郎、長谷川茂雄=編集・文