今や当たり前になったサンプリング感覚。オマージュであれ、パロディであれ、偉大な元ネタには、大きな愛やリスペクトがあるもの。そこに新たな価値が付加され、さらなる魅力が生まれる。だから欲しくなるんだよね。
「ナイスネス」のTシャツ
古着好きならお馴染みの「デカロゴ、4連」を応用。グラデーションも当時人気のディテールだったなぁ。ずっと見ていたら、だんだんCが別の文字に見えてきた!?
「サブソル」のスニーカー
配色やトウキャップの雰囲気は、“あのまんま”を残しつつ、ブランドが得意とする、高いクッション性の厚底ソールに。丸みを帯びたフォルムが愛らしい。
「ウィリー チャバリア」のショーツ
あのスポーツライン。ロゴものが復興を遂げている昨今。また、1990年代スポーツテイストが脚光を浴びる昨今。まさにドンズバリなセンスを見せる注目ブランドの作だ。
「マジック スティック」のダウンジャケット
まばゆいシルバーのシェルをブラックのヨークが引き締める。クラブカルチャーにアウトドアを持ち込んだ先駆ブランドの名品が思い出されつつ、本家にない配色はまさにツボ。
「ティーエスエス」のTシャツ
この難問がわかったテニスファンはあっぱれ。全英、全仏OPなどメジャー大会のボールボーイのウェア背面に記される、テニス専用ポータルサイトのロゴパロディだ。
「カリーメイソン」のバッグ
ブランド名からしてふざけているが、お茶目なスピリットは、このロゴ使いからもよくわかる。とにかくカレーとあのスニーカーが大好きならば、すぐに買うべし。
「ロッキーマウンテン フェザーベッド」のTシャツ
こちらは正真正銘の本家とのコラボによって、普段はフルーツが並ぶデザインが、ウエスタンにまつわる小物あれこれに変更。他人にちょっとした違和感を与えられる。
渡辺修身、鈴木泰之、蜂谷晢実、高橋絵里奈(清水写真事務所)、比嘉研一郎=写真 星 光彦、来田拓也、松田有記=スタイリング 髙村将司、いくら直幸、今野 壘=文