空前のキャンプブームである。これまで組み立てや設置が面倒だったギアが圧倒的に使いやすく進化していることが要因のひとつだろう。機能と価格のバランスは大事だけれど、やっぱり他人と一緒はイヤ。そんなわがままなキャンパーからも、羨望の眼差しを受ける逸品を厳選。業界内でもモノにこだわるツウとして知られるビューティ&ユースのプレス中島小太郎さんにも協力を仰いだ。
「イナウト」のシェラカップ
シェラカップなんてどれも同じ、なんて思っていたキャンパーたちが思わず反応したのがこちら。スープを飲む際にもちょうどいい480mlの容量と形、懐かしいデザインのメタルタグがポイント。専用のレザー製グリップもある。中島さんも愛用中とのこと。
「シールライン」のEケース
水に弱いデジタルガジェットを、屋外でも安心して使える透明ケース。強度の高いウレタン素材と特殊なジッパーを採用し、深さ1mでの30分間浸水テストにクリアした。収納したままタッチ操作もできる。
「オーデュボン」のバードコール
アメリカの鳥獣保護団体、オーデュボン。こちらは軽くねじるだけで、小鳥の鳴き声を再現する道具だ。100年以上前から、狩猟に使われてきたという。子供たちと一緒に最高のバードウォッチングを楽しもう。
「マーティン」×「島村楽器」のアコースティックギター
荷室やテント内でかさばらない、ひと回り小さなボディが人気の「リトル マーティン」。環境に配慮した人工素材を使用し、森林保全団体を通じてギター購入1本につき、1本植樹がされるエコロジーなモデル。ぜひ、キャンプファイヤーで弾き語りを。
「ベアボーンズリビング」のLEDライト
「これまでの味気なかったLEDランタンのイメージを払拭し、玄人キャンパーにも支持されています」と中島さん。テント内に吊るしても、テーブルに置くのにも便利なビーコンライトで、調光もスムーズ。光量次第で連続3〜200時間点灯。
「バンブーシュート」×「ポーター」×「B印 ヨシダ」の焚火トートバッグ
キャンプ気分を盛り上げてくれるオリーブ色のキャンバス素材がポイント。サイドジップを開くと1枚の大きな布になり、薪をたくさん包んで持ち運べる。もちろん薪以外のものを入れてもオッケー。
「ベストメイド」のホーロー食器セット
ニューヨーク・マンハッタンにある店舗はいつも買い物客でごった返しているという、アウトドアウェア&グッズの人気ブランド。タイポグラフィがセンス良し。もちろん普段使いにもバッチリだね。
「ヘリノックス」のコット
組み立てと分解が簡単にできるタクティカルコット。戦争映画の野戦病室に出てきそうな、質実剛健な見た目と作りが魅力だ。ベンチとしても大いに活躍し、付属の専用ケースに収納すればコンパクトになる。
鈴木泰之=写真 遠藤 寛=スタイリング 川瀬拓郎、長谷川茂雄=編集・文