空前のキャンプブームである。これまで組み立てや設置が面倒だったギアが圧倒的に使いやすく進化していることが要因のひとつだろう。機能と価格のバランスは大事だけれど、やっぱり他人と一緒はイヤ。そんなわがままなキャンパーからも、羨望の眼差しを受ける逸品を厳選。業界内でもモノにこだわるツウとして知られるビューティ&ユースのプレス中島小太郎さんにも協力を仰いだ。
「ネイバーフッド」×「ヘリノックス」のテント H200×W400×D400cm 28万円[4月発売予定]/ネイバーフッド 原宿 03-3401-1201 カモフラが軍装品として普及するきっかけは、第一次大戦期にイタリア陸軍に支給されたテントだった……。そんなウンチクを思わず口にしたくなるコラボ。ヘリノックスの「NONA DOME 4.0」を、リアルツリーカモでアップデート。大人1人が約15分で組み立てられる独自のポールシステムと、九角形デザインは、大型テントに求められる快適さ、軽さ、設営の容易さ、高い耐風性を同時に満たす。
快適なリビングスペースを作り出す自立式ドーム型シェルター。大人8人が過ごせるスペースを確保。チェアもコットも余裕で配置できるのがすごい。
軽量かつ強靭で、柔軟という特性を誇るDAC社製のポール。今回のコラボではヘリノックスが誇るパーツを特別にブラック仕上げに。リアルツリーカモとの相性も抜群だ。
「バリスティクス」のケース 1_3900円、2_4200円、3_2900円、4_4500円、5_4900円/すべてバリスティクス 03-5766-5615 中島さん曰く、「バリスティクスのケースは絶妙なプロダクト。アウトドア用のガス缶(1〜3)、ウエットティッシュ(4)やキッチンペーパー(5)をすっぽり入れられて、見栄え良くしてくれます」とのこと。
「プリムス」のツーバーナー H30×W43×D14cm 2万円 ※カートリッジは別売り/イワタニ・プリムス 03-3555-5605 すっきり収納でき、ショルダーストラップで持ち運びも便利なツーバーナー。スウェーデン生まれで100年以上の歴史を誇る、同ブランドの「オンジャ」というモデルは、特にルックスの良さで人気。収納時の蓋となるウッドボードは点火時に、まな板や鍋敷きとしても活躍。
「コクーン」のトラベルシーツ 1万1000円/エイアンドエフ 03-3209-7575 世界一周を経験しているオーシャンズモデルの大石学さんのオススメが、このシルク100%の上質シーツ。湿気を逃がして蒸れにくく、熱帯地方や暑い日でも快適に使える。また、寒冷地方での使用では、保温効果を発揮する。
「コムフィ」のクーラーボックス 上●H30×W34×D20cm 1万9000円、下●H28×W46×D26cm 2万6000円/ともにロストヒルズ 03-6809-5582 アメリカ・シアトル生まれのアウトドアウェア&グッズブランド。ストラップと栓抜きを装備。軽量で携行性もばっちり。
「ザ・ノース・フェイス」×「ハイク」のテント 22万円/ゴールドウイン 0120-307-560 発売と同時に売り切れとなる人気のコラボから、今季のコンセプトカラーを纏ったスペシャルエディションのテントが登場。ベースとなるのは、半球状のフォルムが斬新な「ジオドーム4SE」というモデル。ザ・ノース・フェイス スタンダード二子玉川にて販売中!
鈴木泰之=写真 遠藤 寛=スタイリング 川瀬拓郎、長谷川茂雄=編集・文