まっすぐな高速道路でただアクセルを踏むだけと違い、房総半島の海あり山ありの道を積極的にパドルシフトも駆使して走らせるドライブはそれ自体がスポーツであり、ちょっとした冒険気分も味わせてくれる。複雑に入り組んだリアス式海岸沿いの道を進み、岩山をくり抜いただけの野趣溢れるトンネルへ。目指す場所はもうすぐだ。
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車1台がようやく通れるくらいの細いトンネルを、そろりそろりと奥へと進む。鼻腔をくすぐるのは潮の香り。目指す場所はもう目前だ。
久しぶりにやってきたお気に入りの漁港。さて、シーズンにはまだ早いが青物の回遊はあるだろうか?
ベイト(餌となる小魚)の気配はなかったにもかかわらず、美しいイナダがヒット。この1匹を拝めただけでも、来た甲斐があったというもの。記念撮影のあと、すぐにリリースする。
狙いどおりの魚が釣れたら、急におなかがすいてきた。海沿いのカフェで遅めのランチを食べたら、道路が混み出す前に帰ろうか。そして、また来よう――走りも実用性も美意識も、すべてにこだわりたい僕らのワガママを叶えてくれる、この車に乗って。
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ルノー・コール
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三浦孝明=写真 大野重和(lefthands)=文