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スパイグッズに憧れた世代なら手に入れる価値は十分あり⁉

歩きスマホの防止に役立つのはもちろん、骨伝導スピーカーなので周囲への音漏れがほとんどなくマイクも高性能なため、会話の内容を周囲に知られるリスクが少ない点は、オリーの大きなメリットと言えるだろう。特にビジネス用途としては、なかなか重宝するのではないだろうか。
使用する際の注意点としては、骨伝導スピーカーのため、リングが指にしっかりフィットしていないと、音がよく聞こえないところ。そのため、オリーにはサイズが異なるリングパーツが複数用意されており、自分にあったリングに付け替えできるようになっている。
オリーの指輪部分
ドライバーも付属しており、付け替え作業は簡単なのだが、ネジが極小のため、作業する際には紛失に十分気を付けたいところ。実際、筆者はネジの捜索に1時間ほど費やしてしまった。
オリー指輪つける
約2万5000円という価格は、ミドルレンジのマイク付きイヤホンや低価格帯のスマートウォッチに匹敵するため、正直オリーよりもそちらのアイテムに魅力を感じる人がいるかもしれない。しかし、スマートウォッチやマイク付きイヤホンでは得られない魅力が、オリーにはある。
それは、いかにも「スパイグッズ」っぽいということ。この写真を見て、オリーで電話やSiriの操作をしているとすぐにわかる人は、ほぼいないはずだ(鶴田浩二の物まねをしている人、と誤解する人はいるかもしれないが)。
オリーで会話をする
実際、先ほども書いたように会話内容を周囲に知られるリスクが低い設計になっているので、まさにスパイ感覚で活用することもできるはず。ジェームズ・ボンドやイーサン・ハントに憧れたことがあるオッサンなら、手を出してみる価値は十分にあるのではないだろうか。
石井敏郎=文


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