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④ザ モット ハウス トーキョー(千駄ヶ谷)
「本物のニューヨークを味わえるから」通っちゃうんだよね

千駄ヶ谷駅から歩くこと10分。スマホの地図を頼りにしていても、幅3メートルほどの小さな建物はともすると気付かず通り過ぎてしまう。目印は軒先にある花。その横に緑の扉があれば、それが「ザ モット ハウス トーキョー」だ。この小さな店にわざわざ通い詰めているのが、NYブランドのケイト・スペードでプランニングを務める山本大佑さん。

山本「仕事柄、頻繁にNYへ行くんですが、この店にはとってもニューヨークを感じるんですよね」。
それもそのはず、現在のニューヨークカルチャーの立役者アンディ・スペードが手掛けるスリーピー・ジョーンズをフルラインナップしていたり、ニューヨークでストリートスナップを続けるモデカイ・ルビンスタインが関わっていたりと、かの地のリアルを知る面々が関係者としてずらり顔を並べているから。
ザ モット ハウス トーキョーに関わるクリエイターの相関図。
ザ モット ハウス トーキョーに関わるクリエイターの相関図。見る人が見れば「おお!」となる面々。
山本「元同僚や友人など、同じ価値観を持ったニューヨークデザイナーたちが集まって好きなことをやっている感じがいいんです。僕はいつもスリーピー・ジョーンズをチェックしたあと、軒先に併設されている花屋ヴェインで、ちょっとしたグリーンを買って帰ります。あとは気の利いた小物もあるんで、ギフトに困ったときの駆け込み寺にもなってますね(笑)」。
「Do Not Disturb」っていいね。8000円/スリーピー・ジョーンズ(ザ モット ハウス トーキョー 03-6325-2593)
ヴェインでの花束例。甘い感じじゃないのが好みだとか。
ザ モット ハウス トーキョー
場所:東京都渋谷区千駄ヶ谷3-27-8
電話:03-6325-2593
営業:12:00〜19:00
eコマースも発達して何かと便利になった世の中だけど、買い物って移動も含めて楽しかったりもするわけで。
ここで紹介した店は、きっと買い物本来の面白さを改めて思い出させてくれるはず。ぜひ一度、足を運んでみては?
 
谷本春幸=取材・文


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