昨季スキーを手にした人がいれば、冬の山に再び戻ってきたスノーボーダーもいる。
雪山の前では彼らは皆、平等に雪を愛する男たちなのだ。彼らがなぜ雪山に魅せられることになったのか、その熱い想いを語ってもらった。
Case5 戸川直大さん(38歳)職業:デザイナー
スキー歴:5年
よく行くスノースポット:ニセコ、 トマム(北海道)、 白馬エリア(長野)
年間滑走日数:10日
愛車:NO DATA
スポーツとファッションの融合を身をもって実践する戸川直大さんは、スキー・アウトドアウェアブランド「フェニックス」のデザイナー。3年前、リゾートスキーラインのスタートと同時に担当となり、以降はプライベートでもリゾートへ滑りに行くようになった。
「気の合う幼なじみと3〜4泊の滞在で行くのですが、海外のスノーリゾートで見られるように、リラックスしながら雪山の非日常感を味わっています。アフタースキーには会話を楽しみながら、持ち寄った酒で部屋飲みをするのが至福の時間です」。
聞けば優雅なスキースタイル。選ぶアイテムもハイクオリティが基本。
「良質なモノが好きなんです。滑りに行くのは年に数回だから安いモノでいいという考えもあると思いますが、本当に良いものを選び、長く愛用するほうがよほど経済的ですよね」。
自らデザインするウェアに、ギアや小物を合わせる。そんなリゾート気分がグッと高まる装いを、この冬はオフスノーでも楽しんでいる。
漂う世界観は雪上の高級スポーツカー
「フェニックス」×「ヘッド」のVシェイプ V11 リミテッド
エディション フォー フェニックス
「フェニックス」のウェアにインスピレーションを受けた「ヘッド」のデザイナーが手掛けたという、スキーブランド同士によるコラボ。漆黒を基調とした世界最軽量のギアだ。専用ケースとスキーバンドも付属。
保温性など機能も最高峰
「フェニックス」の最新ウェア、モンツァジャケット&パンツ
「フェニックス」の最新スキーウェアは、スポーツカーをデザインテーマとした戸川さん自身がデザインを手掛けたハイクオリティモデル。4-WAYストレッチで動きやすく、リゾートライフを楽しむ大人向けのスマートなシルエット。
レストハウスでも堂々とできるんです
「フェニックス」のファーストレイヤー
「フェニックス」最新モデルのタウラス。4-WAYストレッチが身体の動きを損なわず、十分な保温性も発揮する。アウターを脱いでもスタイリッシュだ。
「ヘッド」のブーツ、アドバントエッジ125S
明るいカラーが多く展開されるスキーブーツ。しかし、戸川さんはマットブラックをセレクト。シンプルなデザインであり、また同一ブランドであるためスキー板、ウェアとの相性もバッチリ。
「フェニックス」のグローブとニットキャップ
左●手の甲側にダウンが使用されていて暖かく、水や外気の浸入を遮断。指先が冷たくなることのないデルタハイブリッドダウングローブは、立体的な縫製が特徴で、グリップ力も高い。
右●防寒アイテムのひとつとして必須となるニットキャップ。特に北海道などの極寒地では絶対に欠かせない。戸川さんはウェアと合わせチャコールグレーのシンプルなデザインを選択。
「リモワ」のスーツケース
普段から出張で愛用している「リモワ」のスーツケースをスキーシーンでも活用。国内であれば事前に宿泊先にスキーは送ってしまうため、こちらにはウェアや小物、必ず持参するワインといった必需品を収納する。
ワイン&シャンパンと、百田尚樹の単行本
夕食のあとは、ホテルの部屋でワインやシャンパンを飲みながら楽しい時間を過ごす。飲みたい銘柄を持参し、ナッツやチョコレートなど、その酒に合うつまみも持っていく。飛行機や電車を使った移動中は、好きな作家である百田尚樹の本とともに過ごす。
久しぶりのスノーライフに役立つ最旬情報雪山にリアルブランドの拠点が続々誕生真っ白なフィールドの近くに、スキーやスノーボードの拠点が次々に登場。「フェニックス」は白馬村(長野)に新店をオープンし、「サロモン」は野沢温泉スキー場(長野)をはじめ各地にサロモンステーションを構える。上質アイテムを購入もしくはレンタルできて気軽にスノーライフを楽しめるのだ。
フェニックス ストア ハクバ住所:長野県北安曇郡白馬村北城八方5276
電話番号:0261-75-5051
営業:12:00〜19:00(シーズンにより変更予定)
サロモンステーション 野沢温泉スキー場住所:長野県下高井郡野沢温泉村大字豊郷7653
野沢温泉スキー場 長坂ゴンドラリフト長坂駅1F西側
電話番号:0269-85-1070
営業時間:8:00〜17:00 (ナイター営業時20:30まで)
PAK OK SUN(CUBE)、高橋賢勇、板倉淳夫=写真 野上大介、尾日向梨沙、高橋 淳=取材・文