まっとうな男にとって、メガネは最高に役立つファッション小物だ。なぜなら、視力を矯正するための道具であると同時に、顔の一部として、最も他人の目に映るアイテムだからだ。あるときはさらりと知的に装い、またあるときには強い個性を主張する。
そんなメガネを、今気になるトレンド感あるものから厳選。マンネリにならず新鮮な気分で新しい1年を迎えるために、新しいメガネに替えてみませんか?
流行で移ろうフレームデザインや進化する機能性とは別に、憧れの映画スターや尊敬するアーティストが愛用していたアイウェアを自分のモノにしたいという欲求があるもの。そして、おっさんになった俺たちが気になる“メガネな偉人”が愛用していたフレームとほぼ同一のものが、人気ブランドからリプロダクトされている。
いかにもウォーホル!なポップなクリアフレーム
7000円/ゾフ 0120-013-883 ©/®/™ The Andy Warhol Foundation for the Visual Arts, Inc.アンディ・ウォーホル財団の許諾を得た、公式製品として発売されたアイウェアシリーズ「“I’M ANDY WARHOL”」から。こちらはウォーホル本人が愛用していたボストン型のクリアフレームを再現したもの。往年の天才のような白髪に合うことは、まず間違いない。
アンディ・ウォーホル ©ZUMA Press/AFLO 近代建築の大巨匠ル・コルビュジエのアイコン
3万7000円/レスカ・リュネティエ(グローブスペックス エージェント 03-5459-8326)全体的にボリューム感のあるラウンド型。強烈なデザインに負けない個性を持った貴兄にぜひトライしていただきたい。生前のコルビュジエ本人のように、スーツに合わせてキリッと決めると、なお良し。
ル・コルビュジエ ©Newscom/AFLO モードの帝王、ムッシュ・サンローランの黒セル
3万7000円/レスカ・リュネティエ(グローブスペックス エージェント 03-5459-8326)生涯にわたりメガネを愛用したムッシュ、イヴ・サンローラン。こちらは、1970年代から’80年代にかけて着用していたモデルへのオマージュとして生み出されたもの。太めのブリッジとテンプルが特徴的。
ムッシュ・サンローラン ©Globe Photos/AFLO 清水写真事務所=写真 石黒亮一=スタイリング 川瀬拓郎=文