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2019.01.01

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最大時速30km!! “規格外”の電動キックボード、その使い道は?

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ブームとなった当時は、街中いたるところで見かけたキックボード。すでに社会人となっていたこともあり、密かに憧れていたが結局乗らず仕舞いだったという人も結構いるはずだ。
そんなオッサンのキックボード欲を満たしてくれるアイテムが「Kintone motion F(キントーン モーションF)」(9万9800円[税込])。最大時速30kmと、スクーター並みの性能を持つ、最新型のキックボードである。

そもそも見た目から規格外! 電動キックボードとしてはヘビー級の存在感

まず結論から記しておくと、今回体験したモーションFは、さまざまな意味で従来のキックボードの概念をぶち壊してくれる、まさに“規格外”の乗り物だった。

最初に驚かされたのは、その存在感。キックボードと言えば、片手で持ち運べるコンパクトな形状をイメージするかもしれないが、モーションFの重量は11.5kg。サイズもW1056×H1100mmと、一般的なキックボードに比べ、かなりのビッグサイズである。

もちろん、大人の男性なら容易に持ち運ぶことができるだろうが、小さな子供がひとりで遊ぶ道具としてはちょっと不向きな感じ。折りたたんでもまぁまぁのサイズなので、気軽に玄関に立てかけておくのも、難しいかもしれない。

大型サスペンション搭載で、多少の悪路でも安定走行が可能

このようにキックボードとしては、かなりのヘビー級となるモーションFだが、その実力に関してはスーパー・ヘビー級といっても過言ではない。なんといっても最大の特徴は、ハイパワーモーターと大容量バッテリー搭載により実現した、最大時速30kmというスピードだ。もちろん、これは電動キックボード界ではダントツ。また、こちらも電動キックボードでは初となる大型サスペンションの採用により、段差のある路面でも安定した走行ができるよう設計されているという。

実際に試乗してみたのだが、確かにある程度のスピードを出しても、安定性はバッチリ。正直、最大速度は怖くて出せなかったのだが、時速15km程度でも十分に風を感じることができた。アクセルとブレーキの利き具合に慣れるまで、ちょっと時間はかかるかもしれないが、自転車に乗れない人でもモーションFなら簡単に乗りこなせるのではないだろうか。

速度制限やライトのカスタマイズなどスマホ連携が面白い

スマートフォンとの連携機能が充実しているのも、モーションFの大きな特徴だ。

画面上で速度の確認ができるのはもちろん、車体のロックやヘッドライトの点滅といった操作もアプリから行うことが可能。車体正面に搭載されているLEDの発光色もアプリから自由にカスタマイズできるようになっているのもユニークな特徴といえるだろう。念のため書いておくと、モーションF本体にも速度計が搭載されているので、スマートフォンと連携させなくても速度を確認することは可能だ。

特に便利だと感じたのが、アプリから操作することでモーションFの最大速度を制限できるようになっているところ。小さな子供や不慣れな人が乗る際に速度制限を加える、といった安全対策にもなるほか、自分で利用する際にも適切な速度制限を加えることで、より操作しやすくなるはずだ。

街中での走行はNG。アウトドア・レジャーのお供として重宝しそう

このように、電動キックボードとして規格外の性能を備えているモーションFだが、日本国内では公道での走行がNGとなっており、公園やキャンプ場のようなアウトドアでのルールに則った利用が主な用途となる。

アウトドア・レジャーの遊び道具としてみた場合、モーションFはまさに格好の存在。多少の悪路でも安定走行ができるし、1回の充電で最大35kmまで走行できるので、泊まりがけのレジャーでも充電なしで活用が可能だ。耐荷重は100kgなので、荷物を運ぶ際にも重宝するのではないだろうか。スマートフォンと連携させることで、走行履歴を地図上に表示できるのも、アウトドア・レジャーのギアとして優れているところだと感じた。

冒頭でビッグサイズと書いてしまったが、クルマに積み込むことを想定すれば、大きさや重量もさほど気にならないのは言うまでもないこと。アウトドア・レジャーの愉しみや利便性を積極的高めたい人であれば、モーションFは特にオススメしたいギアといえそうだ。
文=石井蹴郎



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