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プログラミングの手順を「正しく」教えたいというコンセプトが◎

「エンボット」のプログラミングは、専用アプリをインストールしたスマートフォンまたはタブレットで行う。まずは、ロボット本体と端末をBluetoothで接続する。

ロボットを動かすプログラミングのスタイルが、豊富に用意されている点は、「エンボット」最大の特徴と言えるかもしれない。
基本となるのは、命令が収められたブロックを並べてプログラムするモードだ。腕を動かす、ランプを点滅させるといった基本動作の制御は、このモードで行う。

パーツを取り出し順番に並べていくだけで簡単なプログラムが組めるため、他のプログラミング教育ガジェットでも用いられているのだが、「エンボット」のそれは少しだけ高度になっている。

例えば、ロボットの腕を動かす場合「サーボ1(通常は左腕)の角度をXX度にする」というように、細かな設定ができるようになっているのだ。
また、プログラムをする際、先頭に必ず文法でいえば主語に当たる「何を動かすのか」を指示する必要がある点も興味深いところ。具体的には、動かすロボットの名前(Bluetooth接続時に指定する)を入れなければならないのである。

この点だけでもプログラムの基本文法を正しく教えたいというコンセプトを強く感じた(複数のロボットを操作することを想定しているのかもしれないが)。小さな子供向け(対象年齢は一応6歳以上)として、ここまで“正しさ”にこだわっている製品って、意外と少ないのではないだろうか。


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