日本で25年の歴史を誇る「アメリカン・エキスプレス(AMEX)」の
プラチナ・カード。時代のニーズを敏感にキャッチし、サービスや特典を進化させ続けてきた一枚だが、これまでその詳細はあまり語られてこなかった。
そこで
プラチナ・カードの真価を知るべく、数々のビジネス書のベストセラーを著し、AMEXユーザーでもある実業家・本田直之さんに取材を実施。いかに僕らの生活や仕事に恩恵をもたらしてくれるのかを語ってもらった。
世界中のあらゆる場所で、プラチナ・カードが「もしも」をサポートする
実は本田さん、取材当日はハワイにいた。日本とハワイのデュアルライフを始めたのが今から12年前。今は1年のうち5カ月をハワイ、3カ月を東京で、2カ月は日本の各地で過ごし、残り2カ月は欧州やアジアなどを周遊する。そのうえでベンチャー投資・育成事業、著述業、明治・上智大学などの非常勤講師など多岐にわたる事業を行なっているのだ。「移動しながら生きることにはリスクが伴います。日本での入院経験はありませんでしたが、ハワイでは3回救急で病院に行きました。でも毎回、AMEX会員専用の窓口『コンシェルジュ・デスク』が病院や移動の手配に関する相談やサポートをしてくれて、医療費も保険適用。妻がオーストラリアで食中毒になったときも、土曜の深夜2時ながら病院を手配してくれました。手続きの時間短縮はもちろん、世界各地の訪問先でトラブルにあったときに、必要なサポートを相談できる頼りになる存在です」。
ジェットセッターらしい逸話だが、一般のビジネスマンにとっても海外出張のリスクヘッジに役立つということだ。
プラチナ・カードの特典である会員専用窓口「プラチナ・コンシェルジュ・デスク」は24時間365日で電話を受け付け、世界中どこからでもあらゆるニーズに応えてくれる。その安心感は計り知れない。
そんな国内外を飛び回る本田さんは、そもそも“プライベートとビジネス”を分けて考えてはいない。実践しているのは、新しい働き方なのだ。
働き方が刻々と変わる現代。人生はチャレンジすべき“実験”である
「敷かれたレールをなぞって仕事をすればいい時代は終わり、終身雇用は崩壊、大企業の未来だって見えない。ネットと多様な考え方が進化した10〜20年先を考えたとき、今までの働き方は通用しなくなると考えています」。
実は多くの企業はバブル時代よりも収益を上げている。にもかかわらず、労働者の平均年収は年々低下。結局は労働者の給料を下げ、収益を上げる企業も少なくないということだ。ただ、一方で自分のライフスタイルに合わせて自由に働ける企業も増え、実力さえあれば、合理的に収益を上げられる社会構造もできあがっている。本田さんの働き方は、その先駆であると言えるだろう。
「働く側が頭を切り換えないと取り残されます。考え方はひとつ。未来が見えなからこそ、『人生は壮大な実験だ』という発想です。うまくいかなければ変えればいい。リスクに伴うコストは安くなり、チャレンジしないのは損です。iPhoneもない12年前、僕がデュアルライフを始めたときは周囲に心配されましたが、結果的にやってよかった。世の中はどんどんいい方に変わり、テクノロジーやサービスが後押ししてくれる。今の仕事のスタイルに固執する必要がどこにあります?」。
プラチナ・カードを通した上質な体験が、結果的に仕事の質を高める
とはいえ人生の選択肢を増やすには当然スキルが必要だ。30〜40代で仕事に忙殺されていると、目の前のタスク処理に追われ、休日もマンネリ……そんな人も多いだろう。だが、それだと仕事の質は凡庸なものになってしまう。
必要なのは“上質な体験”を通して自分を磨くことだと本田さんは続ける。
「インプットがないとアウトプットの質は上がりません。プロのアスリートだって現役なら練習を欠かさないのに、年を重ねたビジネスマンは怠りがちでしょ? だから若手に取って代わられる。知らないことって本当に多いので、インプットになる体験や経験を疎かにしてはいけないのです」。
プラチナ・カードを持っていれば、旅先で数々の上質な体験を提供してくれる。たとえば厳選された1000カ所以上のラグジュアリーホテルで優遇サービスが受けられる「ファイン・ホテル・アンド・リゾート」という特典は必見。アーリーチェックイン・レイトチェックアウトはもちろん、部屋のアップグレードも期待できる。
さらに航空機の移動でも、「アメリカン・エキスプレス・グローバル・ラウンジ・コレクション」として、アメリカン・エキスプレスの対象カード会員専用の「センチュリオン・ラウンジ」をはじめとする、世界130カ国500空港1200カ所以上の空港ラウンジでリラクゼーションスペースを利用したり、料理やドリンクを堪能することも可能。つまり、
プラチナ・カードを持つことで、その時間を充実させ、体験の質を上げられるということだ。
プラチナ・カードは、値段以上に価値を持つ有能な“秘書”
上質な体験は、なにも旅行に限ったものばかりではない。国内での“本物の食体験”もそのひとつ。
プラチナ・カードの特典「Fine Dining 50」では、年間約50店舗の予約がとりにくい店をカード会員のために厳選して貸し切り、毎週1店舗のペースで特別メニューを楽しめるディナーイベントを開催(要抽選)。ミシュランの星を獲得している高級鮨店や、新進気鋭のフレンチなど名だたる店が揃う。グルメ本を何冊も出している本田さんはこう太鼓判を押す。
「『Fine Dining 50』は本当に素晴らしい。なかなか予約が取れない店の席を押さえてくれ、その日だけのメニューを用意してくれるんですから。積極的に利用すべきですよね。もちろん年会費はかかります。しかし僕にとっては、世界各国の事情に精通する有能な秘書であり、困ったときも楽しいときでも頼れる存在。そう考えると、値段以上の価値が感じられます」。
本田さんが教えてくれた、
プラチナ・カードの恩恵の数々。それはただ所有するだけで、プライベートの経験値を高め、あらゆる角度から仕事と私生活をサポートしてくれる。その真価がいかに優れたものか、言うまでもないことだろう。
アメリカンエキス・プレス プラチナ・カード1984年に米国でサービス開始、日本では1993年からスタート。部屋のアップグレードなど世界中のホテルにおける特典や、レストランの割引などの優待サービス、個々の会員に対する手厚いコンシェルジュサービスなどを提供。年会費は13万円+税。
https://www.americanexpress.com/jp/benefits/why-american-express/【プロフィール】
本田直之さん
「レバレッジコンサルティング」代表取締役社長兼CEO
シティバンクなどの外資系企業を経て、バックスグループの経営に参画し、常務取締役としてJASDAQ上場に導く。現在は、日米のベンチャー企業への投資育成事業などを行いながら旅するライフスタイルを送る。屋台・B級から三ツ星レストランまでの食を極め、著名シェフのコラボディナーDream Duskなどのプロデュースも手がける。食べログ「グルメ著名人」の1人でもある。著作はベストセラーになったレバレッジシリーズを始め、『あたらしい働き方』『モバイルボヘミアン』など累計300万部を超える。趣味はトライアスロンとサーフィン。
TOMOHIOTO ISHIMARU=撮影 吉州正行=取材・文
撮影協力:ZIGU