格好いいオトーチャンになりたい……。そんなオーシャンズ読者のシンプルでストレートな悩みに応えるべく、本誌でお馴染みのスタイリストが、実用的かつお洒落に見える着回しテクニックを伝授する企画。それがこの「オーシャンズ的パパ改造計画」なのだ。
意外と多いのが、小物使いが苦手だというオッサン。
そこで今回は大判ストールの使い回しを実践した! 大判ストールは防寒アイテムとして、またコーディネイトのアクセントとしても活躍。さらにカシミヤ素材だと見た目にも大人っぽくなり、暖かさも肌触りも抜群なのだ。
「種カジのタネあかし」でも紹介した通り、羽織りとして使ったりコートに挟んでチラッと覗かせたりと用途は広いんだよね。
[今回のキーアイテム]
ジョシュア エリスの大判ストール
英国最古のテキスタイルブランドとして1767年に創業した「ジョシュア エリス」。カシミヤをはじめとする起毛ファブリックの品質に定評あり。このチェック柄の大判ストールはカシミヤ100%。
倉持雄介さん会社員 年齢/35歳 身長/180cm 体重/60kgQ1. 休日のワードローブを教えてください。リーバイスとヴァンズのコンビが多いです。今日はたまたまコンバースのオールスターですが……(笑)。
Q2. よく行くショップや好きなブランドはありますか?普段は古着が多いです。よく買いに行くエリアは、学生時代にバイトをしていた千葉県の“裏柏”あたりです。
Q3. 服装について何か悩みはありますか?小物使いがあまり得意でないです。ストールは役立ちそうだと思うのですが、1枚も持っていないです。
Q4. やってみたい格好があれば教えてください。古着ばかり着ているせいか、最近は大人っぽいきれいめな格好に興味が出てきました。
[ヘアの改造ポイント]
改造前もきれいに整ってはいたのだが、軽さと動きを出すために、ツーブロックにしてパーマをかけた。ワックスで毛束感を作れば、空気感のある軽やかな印象に。ヒゲは長さを揃え、整えるだけでも清潔感がアップするぞ。
[スタイリング①]コートに挟んでアクセント使い
ストールをレイヤードして、コーディネイトのアクセントとして使用。チェスターコートのような胸元の開きが大きいコートに、より効果を発揮。
[スタイリング②]巻いて首元の防寒に
ただ巻くだけなので特別なテクニックはいらないが、ストールに柄が入っている場合は写真のように、ストールとトップスの色のトーンを合わせると馴染みがよくまとまりやすい。
[スタイリング③]ジャケットのように羽織る
アウター代わりに羽織として使う場合は、ストールの端を少し折ってジャケットのラペルのように見せるとこなれた印象に。近くのコンビニへ、なんてときのワンマイルスタイルに役立つぞ。
撮影後の倉持さんの感想「貴重な経験をありがとうございました! きれいめな服も着られて楽しかったですし、ストールの使い方も勉強になりました。ただ、今日一番の気付きは、ベージュのチェスターコートって、大人っぽくて格好いい!ってことかも(笑)」。
[今回のスタッフ]スタイリスト 星 光彦本誌をはじめ、ファッション誌やタレントのスタイリングを手掛ける。仕事と育児に奮闘する新米パパ。最近忙しく娘と遊べていないのが悩みだとか。
ヘアメイク 田畑裕大東京・表参道のヘアサロン「アルファラン」で勤務する傍ら、フリーランスのヘアメイクとしても活躍中。サロンの予約は03-6450-6583まで。
清水将之(mili)=写真 星 光彦=スタイリング 田畑裕大(ALFALAN)=ヘアメイク