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写真に直接寸法を書き込める、DIYには必須のアプリ

ホームセンターに木材やプラ板などの素材を買いに行った際、うっかり必要な寸法を記したメモを忘れてしまったという経験がある人は多いはず。そんなミスを防ぐほか、よりわかりやすい寸法メモを取るために役立つのが「My Measures」(AndroidiOS)だ。
線の色は変更可能なので、多数の書き込みをしても読みにくくなることがない。テキストメモを張り付けることもできるようになっている。
最大のメリットは、撮影した写真上に直接寸法を書き込める点。長さや角度などを示すパーツが用意されているので、手書きよりもはるかに簡単できれいな寸法メモが作成できる。簡単なDIYや模様替えに役立つのはもちろん、本格的な現場でも十分役立つアプリといえるだろう。基本的な機能はすべて無料で利用できるが、有料のプロ版にアップデートすることで、作成したメモが他のアプリと共有できるようになるほか、保存できるファイル数の制限も解除される。無料版で使い勝手を試し、気にいったらプロ版にしておくとよいだろう。
 

DIYの隠れた必需ツール!? ねじの太さやピッチを簡単にチェック

DIY経験者なら、誰もが一度はハマる「ねじ」の落とし穴。一見、同じ長さのねじでもピッチ(刻みの幅)や太さが異なるほか、ISOやUSなど複数の規格があるため、大雑把に選ぶと目的に合わないものを買ってしまう恐れがある。そこで役立つのが、「ねじピッチゲージ:Thread pitch」(Android)。複数の規格に対応した、ねじ用測定ツールだ。
ISO、USのほかNPT、BSPTの全4規格に対応しており、海外製の家具や家電などに使用されているねじも測定可能。
使い方はとても簡単で、測定したいねじを画面に重ねるだけ。たとえばピッチを調べたい場合なら、ねじのピッチと合致する波線を見つけ、そこに記されている数値を参照すればよい。もちろん、ねじの太さや長さを調べることもできるほか、端末の画面サイズによって正しく表示されない場合に備えるキャリブレーション機能も用意されているので、ねじの買い間違えを、かなりの確度で防ぐことができる。シンプルなアプリだが、実用度は満点。DIY好きの必需ツールといっても過言ではないだろう。
いずれもDIY初心者はもちろん、達人クラスにとっても見逃せないものばかり。生活空間を充実させる目的のほか、家族から一目置かれる存在となるためにも、これらのアプリを活用し、DIY道を極めてほしい。
石井作郎=文


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