質感、色み、経年変化、どれを取っても愛おしい。そんなデニムホリックに新たな“出会い”をお届け。近頃はさまざまなアイデアで変貌を遂げ、はくだけじゃない楽しみが広がっているのだ。もはや衣食住すべて。大好きなインディゴブルーに囲まれる楽園生活、早速始めてみては?
デニムのアウターがGジャンだけだなんてもったいない!これからの季節に大活躍なジャケットにコートにパーカーにと、多彩なラインナップが勢揃い。もちろんGジャンも王道から変わり種までございますよ〜。
「ノンネイティブ」と「イエスタデイズ トゥモロウ」のジャケット
上●「ノンネイティブ」のジャケット
サードタイプのGジャンをベースに、前身頃のV字のシームをなくし、フロントはジップに、そして両胸のポケットはフラップ式に。とことんミニマルにアレンジした1着は野暮ったさゼロでスタイリッシュに着こなせる。素材は12オンスのワンウォッシュデニム。
下●「イエスタデイズ トゥモロウ」のジャケット
大胆に肩を落として身幅を広く設定したシルエット、短めの着丈、大きくデフォルメされた胸ポケット。ほかとは一線を画すユニークデザインは、まさに進化系ボアジャケットの名にふさわしい。ジップに付いたピンクのコードもキュートなアクセント。
「マインデニム」のレイヤードジャケット
ロング丈のGジャンにジップフロントのスウェット、そしてシャツという3重フェイクレイヤード。デニムブランドならではの意欲作である。しかもシャツはデニム地にオンブレチェックをプリントするというこだわりぶり。コーデ不要の新感覚服だ。
「ナナミカ」のジャケット
段返り3Bのジャケットは、ブリーチ加工により全体が潮焼けしたような自然な風合い。加えて耐久性が高く、伸縮性にも優れる「コーデュラストレッチデニム」を使用する。シックに羽織れるデニムでありながら、機能性も十分なのだ。
「マッキントッシュ」のコート
パターンを一新し、身幅にゆとりを設けた新しいフィッティングを採用するマッキントッシュ。トレンドを意識したシルエットだけでなく、日本製リジッドデニムとブラウンのステッチ&ラバーもポイント。さらっと羽織るだけでサマになる1着だ。
「ポロ ラルフ ローレン」のジャケット
激しく洗いをかけたボディだけでなく、メタルのボタンにまでユーズド加工を施すヴィンテージライクな中綿入りジャケット。裏地にはカラフルなナバホパターンをプリント。袖を捲ったりと、自分らしいアレンジを楽しみながら着こなすのがいい。
「ビズビム」のコート
肩が大きくドロップしたドルマンスリーブで、“Aライン”を描くゆったりコート。裾のドローコードでシルエットを調整し、装いを楽しみたい。膝上丈の長さだが、ライトな8オンスのデニムなので見た目よりもずっと軽やかな着心地が魅力。
「ヤヌーク」のジャケット
キルティング仕様の表地はロープ染色による色落ちしやすいデニムを採用しており、その味わいがまた格別。断熱性に秀でた高機能中綿「シンサレートウルトラ」を封入しているため、寒くなったらインナーとしても活躍してくれる。
「ディーゼル」のパーカ
今季スタートの、スポーツミックスをコンセプトにした新シリーズから“羽織るジョグジーンズ”が登場。驚きの伸縮性による動きやすさが特徴で、鮮やかなイエローの裏地とフード裏のメッシュがアクティブなイメージを加速させる。
鈴木泰之=写真 伊藤良輔、星 光彦=スタイリング 菊地 亮=文