サマーバケーションが遠い過去のように感じられてしまうほど、仕事が慌ただしいこの頃。夏が終わりを迎えた今こそが、旅行には最適だ。季節的に、どこへ行ってもメシは旨いし、景色はきれいだから。
とはいえ天候が変わりやすい時期でもあるから、雨天対策はしっかりと。そして旅の思い出を記録するカメラのストラップや人目に触れるスーツケースには、目いっぱいこだわりたい。でも仰々しいのは御免こうむりたいから、気楽に扱えるタフネスと実用性に優れたヤツがいい。
なるべく身軽になるべく遠くへ……。さあ、次はどこへ行こう。
「サンフランシスコ ハット」のハット
ハットは被らないときにやたらとかさばる。だから、丸めるられるクラッシャブルタイプのものが旅には最適なのだ。内側の汗止めにニットゴムを添わせていて快適にフィットするし、少しの風で飛ばされる心配もない。
「グローブ・トロッター」のスーツケース
英国生まれの老舗から、鮮やかなオレンジとネイビーのコンビが登場。クラシックなトランクデビューを飾るなら、誰とも被らない配色を選びたい。
「エクステンデッド フォトグラフィック マテリアル」のカメラストラップ
プロフェッショナルも認める、実力派カメラストラップ。アウトドアで使うロープから着想を得た同シリーズは、グッドデザイン賞を受賞。よくある帯状ストラップとは、使い勝手が全然違うのである。
「パラフィナ」×「チュッパチャプス」のボトル入りサングラス
リサイクル素材でアレルギーフリーなサングラスを製造しているスペインのブランドから。愛嬌のあるチュッパチャプス入りボトルセットなら、旅に連れ出したくなる!?
「レスリー ジョーダン」のブルゾン
世界地図をプリントした一枚仕立てのブルゾン。素材は丈夫で高い防水性能を誇るデュポン社のタイベック。旅先の突然の雨でも心配無用だ。ちなみに生前のカート・コバーンも愛用していた。
「ロンシャン」のトロリーケース
ポリカーボネート製ボディは驚くほど軽く、取り回しやすいウィールとレザーハンドルのおかげで、持ち運びもスムーズ。開閉ジップで容量が変わるエクスパンダプル機能も使い勝手がいい。大人の旅情をそそる渋いカーキカラーもグッド。
「ザ・マイティサウンド バイ キャプチャー フロー」のスピーカー
タバコ箱サイズでコンパクトなのに、部屋の中で十分な音量を鳴らしてくれるBluetoothスピーカー。スマホでは足りないけど、本格的スピーカーは邪魔、という旅先で真価を発揮。
「ザ・ノース・フェイス」のバッグ
左はシンプルなエンベロープ型で、右はハンドルにもできるロールトップ型。ともにゴアテックス素材を使っているため、激しい雨でも中身が濡れることはない。
清水健吾、鈴木泰之、蜂谷哲実(hachiya studio)=写真 松田有記、星 光彦、伊藤良輔、稲田一生=スタイリング 川瀬拓郎、いくら直幸、髙村将司=文 長谷川茂雄=編集