【スポカジ物語】六本木在住・平山ユースケ（47歳）のタウンガイド

前回、六本木にぴったりなスポカジを披露してくれたユースケに、六本木の行きつけスポットを聞いてみた。
仕事もプライベートもこの街で過ごすユースケのスポカジライフに欠かせない場所とは？
 
 

都会の街並みにマッチする艶っぽいウェアが充実してるんだ

着る服に迷ったら、ユースケはこのセレクトショップに足を運んで、馴染みのスタッフに相談する。今年でオープン15周年を迎えたエストネーションのフラッグシップショップは、ウェアからシューズ、バッグ、雑貨まで、都会の男のライフスタイルにフィットするアイテムを網羅する。

もちろんユースケが好きなスポカジ服も選り取り見取り。気の利いたギフトはもちろん、生花も取り扱っているので、会食の前などに寄っていくこともしばしば。
 

フードジャーナリストの友人が教えてくれた、
軽井沢生まれの名店で素敵な朝を

休日の朝、ユースケはワクワクして目が覚める。理由はひとつ、朝ゴハンをブレッド&タパス 沢村でとると決めているから。同店は今、ハイエンドな港区住民の間でも定番のベーカリーだ。その魅力は、長時間にわたって低温発酵させた小麦粉の旨味と自家製酵母の深い味わいにある。
さらにこのベーカリーは、味を安定させるために、毎日使う水の硬度や工房内の温度・湿度にまで気を使っているというから驚きだ。ユースケは焼きたてを狙うべく、決まってオープンの7時きっかりに入店するのだ。ときには自宅までガマンし切れず、2階にあるレストランで食べてしまう、というパターンも少なくない。
 

正直、誰にも教えたくない！
疲れを吹き飛ばす都会のオアシス

「社長は疲労がピークに達すると、しばらく行方不明になる」とユースケの部下たちは訝しむ。何を隠そう、彼の潜伏先は東京ミッドタウン内にあるスパなのだ。
広大な自社農場を持つ英国・コッツウォルズ発のブランドが手掛けるこちら。看板メニューは、オーガニック植物原料を贅沢に使ったアイテムと高いセラピー効果を持つ翡翠を使用した「バンフォード シグネチャー トリートメント（90分・2万1000円）」である。

英国仕込みの巧みな手技に身を任せる、いつの間にか深い眠りに落ちたユースケ。目覚める頃には仕事へと立ち向かうエネルギーが湧いてくる。
 

ときどき見に行く名物メダカ。ん、オレになついてきてる!?

六本木ヒルズ内の毛利庭園は、ユースケが海外からの取引先を案内する鉄板スポット。都会のど真ん中にあって、江戸時代の大名屋敷の名残を今に伝える日本庭園は、必ず彼らの琴線に触れる。
池や滝、渓流、桜、銀杏など見どころは目白押しだが、小川を泳ぐ“宇宙メダカ”の紹介も忘れない。実はこのメダカ、宇宙で初めて誕生した脊椎動物として、スペースシャトルのコロンビア号で誕生したメダカの子孫なのだ。クライアントの「Great！」という呟きが聞こえるとユースケはニヤリとする。
 
鈴木 新（go relax E more）＝写真（人物）　荒木大輔＝スタイリング　高草木 剛（VANITES）、吉田太郎＝ヘアメイク