OCEANS

SHARE

  1. トップ
  2. ライフ
  3. 人は「雑談」でチャンスをつかむ! 成功者だけが知るその効能と活用法

2018.08.29

ライフ

人は「雑談」でチャンスをつかむ! 成功者だけが知るその効能と活用法

当記事は、「東洋経済ONLINE」の提供記事です。元記事はこちらから。
「雑談で仕事を成功させる」方法とは?(写真:徳間書店)
「どれだけAI(人工知能)が発達したとしても、人間に勝てない分野がある。それが『雑談力』です」と脳科学者の茂木健一郎さんは語ります。今回は「雑談で仕事を成功させる」方法について解説します。
AIの普及によって、仕事が奪われるということが、まことしやかにささやかれています。無人化が進んで雇用が失われることは間違いないでしょうが、だからと言って、仕事がゼロになることはたぶんありません。
ただ、AIのほうが人間より速くかつ確実にこなすことができるとしたら、あなたの仕事がなくなることはあり得ます。あなたが生き残るために身につけるのは、「AIにはできないこと」をする能力。
そのひとつが、雑談力です。私は、前回、雑談には2つの「鉄板ネタ」があるとお話ししました。それは、失敗と欠点。自らこの2つをオープンにすることで、相手に共感してもらい良好な関係を築けるようになります。
その雑談力をもっと仕事で活かすための方法について、今回、お話しします。
 

人は「雑談」をきっかけにチャンスをつかむ

仕事ができる人は、雑談がうまい――。これは、私が常日頃、多くの起業家やヒットメーカー、クリエイターという人たちにお会いする中で感じることです。こういった仕事ができる人は、雑談で仕事を取ってきます。
1つの例をお話ししましょう。私は2006年から4年間、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組のキャスターを務めていました。「プロフェッショナル 仕事の流儀」は、社会的に話題になった「プロジェクトX」の後継番組として、NHKとしても期待値の高い番組でした。その番組のキャスターを務めるのは栄誉なことですが、実は打診されたのが雑談をしているときでした。
NHKのスタッフと顔を合わせたのは、番組開始の半年くらい前。そもそもこの打ち合わせは、新しく始まる番組の取材対象者として私が候補に上がったので、「話を聞かせてほしい」と言われて実現したものです。このとき私自身はキャスターになるとは夢にも思っていませんでした。


2/3

次の記事を読み込んでいます。