デニムやスニーカーといったファッションアイテムから、はたまたお酒まで。デッドストックのヴィンテージは特別だ。
その稀少性はもちろん、そこに閉じ込められた時間のロマンまで楽しみのうちに。想像するだけでもワクワクするその世界を堪能できる3つのネタ。
「麻布テーラー」のタイ
こちらのタイは、いずれも1980〜’90年代のヴィンテージの生地を使用したもの。
絹の産地として有名なイタリア・コモのとある倉庫に眠っていた生地を使用しており、ハンドプリントや起伏のあるジャカードなど、当時の最高の技術が集約された貴重な一品なのである。
「ルーマー」のラグ
こちらのラグは過去の生産で残った原料や糸をリユースして作られた、数量限定モノ。そのエコな裏話を知らずとも、ラフな風合いと色みは直球で僕ら好みだ。
ワインバー「ミレジム」
ヴィンテージワインの数々をグラスで試せる気軽さ!店名は仏語で「ヴィンテージ」を意味する。通常は一度開栓したら最後、保存がきかないために、ボトル注文が基本となるヴィンテージワインを、なんとグラス注文できるワインバーだというのだ。しかも銘柄は常時15〜20種を揃えるというからワクワクするじゃないか。
もちろん入荷状況にもよるが’80年代の「オーパスワン」や「シャトーマルゴー」といった名だたる1杯が飲めることも。一度は試したかったあれやこれを1杯(3000〜1万5000円程度)から楽しめるのは、ツウはもちろんビギナーにとってもうれしいところ。貴重な体験がこんなに気軽に味わえる!
清水健吾=写真(静物) 柴山陽平=スタイリング