ファッション雑誌を飾るモデルたちはそりゃ服が似合うに決まってますわ。でも、俺たちの多くは手足が長くて、8頭身で、端正な体つきで、ということでもなく……。
と、そんなことを微塵もネガティブに捉えずに、自分の体型を活かした格好いいスタイリングの同胞が街に溢れていたゾ。
身長別にお届けする、スタイルがよく見えるコーディネイト集。
前回紹介した160cm台のスナップ集に続き、今回は170cm台の洒落た大人たちが集合だ!
170cm 村上 圭さん(34歳)
鍛えた体に許されたシンプルを極めたコーディネイト。
奇をてらわず、ジャストサイズのTシャツとチノパンで、配色をモノトーンに、と徹底的にシンプルにまとめたことが選出理由。ご本人は、キックボクシングでトレーニングしているとの情報アリ。Tシャツから覗く、適度に太い首と腕、均整のとれた体つきは、日々の鍛錬によるものか。
171cm 寺坂晃佳さん(32歳)
定番のワークウェアをとことん味方にしてみた。
「モダナイズ」という言葉とともに、細いシルエットに修正されていない、ザ・アメリカンワークウェアを巧みに着こなしたテクニシャンを発見。これ、頼りないガリガリくんが着ると格好悪いんだよなぁ。この夏急増している黒いソックスをヴァンズに合わせるなど、細かい部分も花マル!
172cm 小林洋範さん(32歳)
色みを揃えて正統派スタイルをよりモダンに。
開襟シャツにウールスラックス、そしてパナマ帽という、オーセンティックな着こなし。グレーを軸にしたワントーンコーディネイトにすることで現代的に見えるとともに、縦を強調したラインが作れて全身をスッキリ見せる効果も。サンダルで素足を見せて軽い雰囲気にしたのもいい。
174cm 岡本 碧さん(30)
タイトじゃないからこそスタイル良く見える逆説的好事例。
ストンと落ち感のあるTシャツとパンツを合わせ、ドレープの妙で縦長効果を発揮したコーディネイト。何気ないモノ選びに見えて、実身長以上にスタイル良く見せる工夫がたくさん詰まっている。大きめのブリムハットを被って、少しボヘミアンな雰囲気を演出させて完成だ。
175cm 林 晃太さん(31歳)
縦縞活かしのコーデとは? との問いへ街のベストアンサー。
ストライプは視線を縦方向に意識させるので、パンツに使われる柄としては、定番のモチーフ。しかし、パンツ自体のシルエット選びを間違えると、かえってスタイル悪く見えることも多々ある厄介者。適度なゆとりを持たせると格好良く見える。何事もバランス感覚が重要なのだ。
175cm 衣袋映人さん(30歳)
往年のロゴアイテムをシンプルに着こなしたシティ・サーフ。
あのアウトドアブランドのパロディTを潔く着用した好感度大なコーデがコチラ。Tシャツもシンプルにボトムスもシンプルに、あとは小物使いで差をつけたい。たすき掛けしたバッグも名脇役だ。ボトムスと靴の色合わせが、足元に統一感を持たせ、脚長効果を演出している。