次の週末、どこ行く? 何する? 子供からの質問に、そこのオトーチャン、どう答える? 答えに窮するのならばこの連載を参考に。オトーチャンの面目躍如にひと役立ちます、日本全国アソビ場レビュー。どこに行くか、まずは3つの見出しから探してみて!
☑1億4000万個の星が観られる! 世界一に認定されたプラネタリウム ☑星以外にも迫力満点の大型映像が観られるスクリーン ☑テーマごとに分かれた展示室で、楽しみながら科学について学べる
多摩六都科学館住所:東京都西東京市芝久保町5-10-64電話番号:042-469-6100営業時間:9:30~17:00月曜休館(月曜が祝日の場合は開館、翌平日が休館)ほかメンテナンス、年末年始の休館ありwww.tamarokuto.or.jp/
勉強が楽しくなる、体験型の科学館
『多摩六都科学館』は、東京都の小平市、東村山市、清瀬市、東久留米市、西東京市の5つの市が共同で運営している科学館だ。
5つの市なのに“六都”……と思うかもしれないが、実は開館当時は、田無市と保谷市が合併する前で6市だった。だから“六都”ってワケ。
“Do! Science”を合言葉にした館内には、「チャレンジ」「からだ」「しくみ」「自然」「地球」の5つの展示室があり、体験型の展示が充実。遊んで学べる場となっているが、なんと言っても科学館の一番の目玉は、世界最大級のプラネタリウム「サイエンスエッグ」である。
本物より美しい? 世界最大級のプラネタリウム
2012年のリニューアルに伴い、サイエンスエッグに導入された投映機「ケイロンⅡ」は、1億4000万個以上の星々を映し出すことができ、世界一多くの星が見られるプラネタリウムとして認定されている。
府中市の五藤光学研究所が開発した投映機で、観測された数十億の恒星データをもとに、プラネタリウムに映る星を再現。天の川などの星団もすべて星で作り出しているという。大型スクリーンに映し出される数え切れないほどの星は、夜空に浮かぶ本物の星より綺麗かも?
また、天体だけでなく大迫力の大型映像が観られるスクリーンとしても活躍。専門のスタッフによるユーモア溢れる生解説も、分かりやすくて面白いと子供に大人気だ。プラネタリウムのプログラムは約2カ月ごとに変わり、大型映像も期間限定なので、ホームページで公開される最新情報を要チェック。
これを目当てに来館する人が多く、「上映ギリギリに行ったら満席だった!」なんて事態もあるから、時間に余裕を持って行くのがオススメだ。
科学は不思議なことで溢れている
科学館には、プラネタリウム以外にも宇宙体験ができる場所がある。チャレンジの部屋にある「ムーンウォーカー」では、宇宙飛行士になった気分で、月の重力を疑似体験できる。
地面を少し蹴ると、無重力空間にいるかのようにイスが跳ね上がり、不思議な浮遊感がクセになる子供が続出。体重70kg以内なら大人も体験できるので、オトーチャンもつい夢中になったりして……ただし、子供を差し置いて乗らないように!
子供の頃、宇宙へと飛びたつスペースシャトルの映像を観て、宇宙飛行士に憧れた大人は少なくないはずだ。また、プラネタリウムで夢を膨らませたりもしたことだろう。
『多摩六都科学館』なら、子供たちはさらにワクワクし、壮大な夢を描くはず。かけがえのない体験をしに、ぜひ足を運んでみては?
POW-DER=文