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自慢の酵素風呂で、全身くまなくデトックス

さて、肝心となる温泉なのだが、ここ妙樂湯のお湯は、塩化物温泉が多い熱海では珍しい「単純温泉」という泉質。いわゆる温泉の成分が少なめであることから、刺激が少なく肌に優しい点が特徴なのだという。パンフレットに書かれている適応症は、神経痛、筋肉痛、慢性消化器病のほか、冷え性や疲労回復など。

ヒノキ造りの内湯のほか、露天風呂も用意されており、近くを流れる宮川のせせらぎを聞きながら、安らぎのひと時を過ごすことができる。
とはいえ、実は妙樂湯には温泉以上に魅力的な癒しを与えてくれる“メイン”が用意されているのである。

それが、こちらの「酵素風呂」。米ぬかと国産ヒノキのオガ粉に数種の酵素と石清水をブレンドしたという、ご当主自慢の酵素風呂は、自然発酵熱により常に約60度をキープ。その温浴効果によって、疲労回復のほか、冷え性や肩こり、腰痛、不眠などの改善効果も期待できるという。現在のご当主によれば、
「10~15分程度入るだけで、発汗が始まり体の芯まで温まっていきます。血行が良くなるほか、新陳代謝も活発になるので、男性にもオススメ。酵素風呂の魅力を熱海でも知ってほしいと、父親のアイデアで始まったのが現在の『妙樂湯』につながっているんです」。

とのこと。地元の人々に愛されているのはもちろん、この酵素風呂の効能を求めて、各地から定期的に訪れるファンも多いのだという。
「酵素風呂の効能を中心に、施設全体で“体に優しいコト” を愉しんでいただければという考えから、食事はもちろん全国の健康食品を集めるなど、お土産品にまで気を配っています」。


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