ビジネスの現場において、業務プロセスや成果などをデータで示す「見える化」の大切さはご承知の通り。だが、これは何もビジネスに限った話ではないらしい。
そう、オッサンが解決すべき課題のひとつである「におい」を数値データにしてしまうという、ある意味で恐ろしいアイテムが現れたのだ。それが、健康総合企業タニタがリリースした、においチェッカー「ES-100」である。
「ES-100」は、センサーをカラダの気になる部位に当てるだけで、「におい」の強さをレベル0からレベル10までの11段階で測定・表示する。しかもその間、わずか約10秒。
センサー部分を開くと自動的に電源が入り、首まわりや頭部、脇などの気になる部位にセンサーを近づけるだけで測定終了だ。
クールなブラックの本体は幅94mm、重さ約60gと、ポケットにも入るほどのコンパクトサイズ。バッグにもすんなり入るから、いつでも気軽に持ち歩けて、ビジネスシーンやデート前など、気になったときにすぐセルフチェックできる。
もちろんこのアイテムは、自分の「におい」の強さを知って、頭を抱えるためにあるのではない。データが出たら、それをもとに対策を立てるのだ。代表的な「加齢臭」、「疲労臭」、「汗臭」はもちろん、香水や芳香剤などのにおいにも反応するから、これ1台であらゆる「におい」をマネジメントできる。
年々高まり続ける「におい」への世間の意識。いま世の中には「スメルハラスメント」なんていう言葉もあるくらいだ。これまでケアを怠っていた諸兄も、そろそろ本気で取り組んだ方が良いかもしれない。
その第一歩目が、自分では気付きにくい自分の「におい」を知ること。トータルの意味で“身だしなみ”を整えるために、まずはこいつをバッグにしのばせることから始めよう。
[問い合わせ]タニタ お客様サービス相談室0570-099-655www.tanita.co.jp中山秀明=文